草若葉

シニアの俳句日記
 ~日々の俳句あり俳句談義あり、そして
折々の句会も

今日の俳句 / 行く春 (四捨五入) 

2017-04-30 | Weblog


  大輪のばさりと散りて春行けり
  行く春や散りて足下を修しをり
  四月尽散りゆくものをとどめ得ず
  
  囀の降り来る天の広さかな
  水甕のめだかまどろむ春の闇
  茅葺の屋根白白と春の闇
  若柴の上転転と三塁打
  
わが家の牡丹畑は20日に咲きはじめ、今日で終わりました。来年に向けて追肥や選定を行うことになります。花はなくとも青々とした葉が茂っているので目の保養になります。
めだかの住んでいる水甕に蓮の新芽が4本顔を出しました。7月頃咲いてくれることを期待しています。
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今日の俳句/白酒(龍峰)

2017-04-08 | Weblog



白酒とは? 元を辿れば平安時代からの風習の桃の節句に於いて、室町時代には桃の花を浸した酒を飲んでいたものが、変化して伝わったとか。今日の白酒は江戸時代からと。蒸した白米、米麹、みりん、焼酎を混ぜて一か月ほど熟成させ、臼で引くと甘い白酒が出来上がる由。
ひな祭りと言えば、無論女の子のお祭りではあるが、アルコール度数から言えば子供には飲めないものである。女の子が大人になって飲んだらどうなるだろうかと思って、ほろ酔い加減で詠んでみた。

   白酒や祖母の秘伝を娘に伝へ
   白酒をすすめて話を聞くはめに
   白酒やすすめば本性表れぬ

   お白酒三人寄れば強気なる
   お白酒気づけば昼の虎となり
   お白酒見くびし妻や足とられ
   途中より妻放棄決むお白酒

   甘言につい飲みすぐやお白酒
   策略と知りつつぐひとお白酒
   白酒やわたし酔わせてどうするの

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