徳川慶喜と申せば江戸時代・最後の将軍ということは中学生でも知っているひと。
その政治活動の評価は歴史家によって様々ですが、ここではカット。
たまたま福井正明9段(平成15年現在)の本を読んでいましたら徳川慶喜の
囲碁について記載あり、その記事の抜粋です。
今までは徳川慶喜といえば遠い存在、歴史上の人物程度という感覚の距離感です。
それが不思議、棋譜を眺めますとぐっと近距離になって親近感を抱きます。
徳川慶喜の多趣味にまずは驚きです。
乗馬・弓・写真・油絵・釣り・陶芸・工芸・刺繍・将棋・能・俳句・書などなど。
写真はプロ級ということは知っていましたが、ここまで多趣味とは・・・!!!
勿論、当時は一般庶民と異なり、碁会所で楽しむなんてことはできません。
もっぽら家令(執事長)が相手を務めたと伝えられています。
実力は現代のアマチュア4-5段程度とか。
写真は高崎6段との5子局です。
対局場はあの有名な星ヶ丘茶寮、ときに69歳とか。
棋風は超・堅実だそうですが。
小生自体は今はNHK E-TVで日曜日に眺めて楽しむ程度。
(次は白・黒それぞれどこに打つかなあ)
と予想しながら眺めています。
写真の徳川慶喜の棋譜を碁盤に並べてみようと思っているところです。