1936年にデビューした二人乗りの超小型車、フィアット 500 トポリーノです。
フィアット 1500に似たスラントした優美なグリルがエアフローとは異なるアプローチによる「流線形のデザイン」を主張しています。
戦後も生産され49年にはフロントが「モダナイズ」されました。
57年に誕生したRRのフィアット 500はこちらをご覧ください。→Fiat 500 1957- -02
Fiat 500 Topolino Tokyo 1970年撮影
Fiat 500 Topolino Chiba The 32nd Tokyo Motor Show 1997年撮影
<参考データ>
FR/L4,0.6L/Wheelbase 2,000mm,Length 3,215mm,Width 1,275mm,Height 1,377mm
フィアット 1500に似たスラントした優美なグリルがエアフローとは異なるアプローチによる「流線形のデザイン」を主張しています。
戦後も生産され49年にはフロントが「モダナイズ」されました。
57年に誕生したRRのフィアット 500はこちらをご覧ください。→Fiat 500 1957- -02
Fiat 500 Topolino Tokyo 1970年撮影
Fiat 500 Topolino Chiba The 32nd Tokyo Motor Show 1997年撮影
<参考データ>
FR/L4,0.6L/Wheelbase 2,000mm,Length 3,215mm,Width 1,275mm,Height 1,377mm
1936年のトヨダAA型も少しスラントノーズでした。
ここら辺りのイメージから、クライスラーPTクルーズがデザインされたのでしょね。
ひょっとして・・・
全項のブリスターフェンダー考で出てきた
RX-8のFフェンダーも、この時代からのイメージでしょうか。
ランチア・ストラトスとは、また違う趣です。
Koyapopさまの説明にも出てきていますデソート・エアフローがこの種のスラントノーズの元祖です。
クライスラーPTクルーザーは言ってみればエアフローの末裔ですね。デソートは1959年でブランドが消滅してしまいましたが,それまではクライスラーのブランドでした。
トヨダAAはこのエアフローをパクったと伝えられています。
http://www.italiazakka.co.jp/
サイクルフェンダーが徐々にふくらみボディと完全に一体化した40年代の終わり以降、スタイリングテーマとして度々登場する「タイアを意識したフェンダー形状」ですが、今日の隆盛は凄まじいですね。
どの時代に範を求めたかはやった人に聞かないとわかりませんが、「昔の車なんて知らない」と言われそうです!?
ご存知と思いますがクライスラーやクライスラー インペリアルにもエアフローがありました。(本文で単にエアフローと記したのはそのためです)
デソートがフィーチャーされるのはクライスラー系と異なりエアフロー一本で勝負したからでしょう。
エアフローが特筆されるのは、クライスラーが20年代から空力の研究を推進しその集大成としてのカタチだった点にあろうかと思われます。
クライスラーほど体系的ではないもののフィアットも風洞実験を行い1500に生かしています。
グリル形状などスタイリング上のアプローチは異なるものの、スラントノーズや埋め込まれたヘッドランプなど、当時の空力的アプローチを知る上で興味深いものがあります。
家にも10数年前?、人からもらったコーベットのマウスカバーがあります!
マックのマウスにかぶせて使うタイプでしたが大きくて実用的とは言えない代物でした。
ご紹介いただいたHPで見ましたがFIATは光学式のホンモノなので単なるカバーよりははるかに実用的でしょう。操作性が良いかどうかはわかりませんが。
なるほど,クライスラーにもエアフローがありましたね,失念しておりました。デソートはクライスラーの中でも先進的・実験的な車を出すブランドだったというのも頭にあってエアフロー=デソートと思い込んでいました。
量産車に空力を取り入れたエアフローも商業的には失敗だったようですね。この手の空力ボディ(?)が商業的に成功したのはゼファーあたりからでしょうか。