さて、2日目です。
朝7時頃起床した僕は
洗顔、歯磨き、そして放尿を済ませると、
早速運転席に乗り込み
車を発車させました。
ちょいと急ぎ気味です。
何故なら本日の目標は
<熊野三山>を今日1日で回る!
でしたから。
<熊野三山>というのは
熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の総称でしてね。
本当はね。
何日もかけて歩いたり、
あるいは川下りしながらね。
ゆっくり時間をかけて参詣したいところではあるのですが、
流石にスケジュールにそれ程の余裕はないわけで。
とにかく回れるだけ回っておこうと。
今回はそっちを重点に置く事にしました。
<道の駅 伊勢志摩>を出発し、しばらくすると
やがて・・・
海が見えてきました!
海だとか山だとか、
良い景色を見たりすると人は何故
奇声を発してしまうのでしょう?
七不思議の内の一つです。(あとの六つは知りません)
やっぱり発してしまいましたよ。
「フォー!」(古)
とね。
海沿いの道を走りながらね。
しばらくはね。
いちいち車を停めて写真を撮ったりしてたのですが、
何せね・・・
ひたすら海!
これまた不思議なものでね。
人間には
「慣れ」
というものがありましてね。
どんなに素晴らしいものでもね。
それがひたすら続くと
やっぱり慣れてしまいましてね。
それが<当り前の事>になってしまうわけです。
<非日常>
が
<日常>
になってしまうわけです。
つくづく
<相対的>に生きてるんだなあって事を
再確認してしまいました。
ひたすら海沿いの道を進み、
出発から4時間くらい経った頃ですかねえ。
第一の目的地
<熊野速玉大社>に到着しました。
観光バスでやって来られたご老人達の集団に混じって
お参りさせて頂きました。
祈らせて頂きました。
勿論・・・
舞台の成功といつか結(以下略)をね!
そして、次の目的地は
<熊野本宮大社>であります。
熊野川沿いの道をひたすら進みます。
また、この道が素敵でしてね。
窓を開け、風を受けながら走るとね。
とてつもなく
気持ちE!
心地良い風を感じながら小一時間。
<熊野本宮大社>に到着です!
ここは熊野三山の中心であり
また、3000社以上ある全国の熊野神社の総本宮らしく、
さすがに雰囲気が凄いです。
門を一歩くぐった瞬間に
世界が変わりました。
凛とした空気に満ち溢れております。
平日のせいか
参拝する人も少なく、
静かで厳かな雰囲気に包まれながら
僕は心地良いひと時を過ごしました。
素敵な時間を過ごした後、
いよいよ本日最後の目的地
<熊野那智大社>へと向かうわけですが、
一つ、どうしても寄らねばならない
ポイントがありました。
この近くに何と!
世界で唯一、<世界遺産>に登録されてる温泉が
あるというではありませんか!
<温泉大好き中年>と致しましては
ここに寄らないわけにはいきません。
山道をしばらく行くと
なんかいい感じの雰囲気の温泉郷がありました。
<湯の峰温泉>であります。
そして、その中にある世界遺産の温泉
<つぼ湯>!
受付で支払いを済ませ
川沿いの道を進み
いよいよ<世界遺産>とのご対面です。
古めかしい情緒たっぷりの小屋の扉を開けました!
小っちゃ!
大人二人入ればいっぱいという
小さな岩の湯船がそこにありました。
勿論、写真で見てましたからね。
ある程度の大きさは知ってたのですが
まさかこれ程とは!
ま、でもね。
大きさなんてどうでもよろしいですわ。
どうせ独りなんでね!
いつものように
あっという間に裸(ら)になりましてね。
いざ湯船に手を伸ばしてみると
熱っ!(写真参照)
尋常な熱さではありません。
100度近くあったのではないでしょうか?
おそらく・・・
卵入れたら<温泉卵>が出来ます。
このまま入ったとすると・・・
あっという間に・・・
<温泉中年>
の出来上がりです!
水でうめ、何とか入れる温度になりました。
ゆっくりと湯につかってみると・・・
何だか芯に来る感じ!
さすが世界遺産!
ビバ!世界遺産!
・・・実にいいお湯でした。
こうして
身体の芯までポッカポカにった中年独身は
次の目的地を目指しましたとさ!
つづく!
皆様・・・
長くてすんません。
どうぞ懲りずに最後までお付き合いください。