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「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

沼津城

2006-04-04 06:00:33 | 城郭・城下町
(三枚橋城 観潮城)
 元々狩野川沿いのこの地には、北条氏の城砦が存在したが、北条氏との同盟破綻後の天正七年(1579)武田勝頼により三枚橋城として築かれた。
織田信長による甲州攻め以降、荒廃していた城を慶長六年(1601)大久保忠佐が沼津城として二万石で城主となったが、慶長十八年(1613)に無嗣断絶で駿府藩領地となった。
安永六年(1777)水野忠友が三河大浜より二万石で城主となり、以後水野家は五万石まで加増し廃藩を迎えた。
 現在、全く遺構は残されていないが、狩野川に面した城地には本丸に三層櫓、二の丸には御殿を配置し、本丸跡に城跡の碑が立っている。
 付近の工事等の際には城に関する遺構が検出されるという。

(関連記事:戸倉城 沼津宿 千本松原

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