flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

千本松原 千本浜

2007-09-27 01:30:39 | ふるさとの木々

(富士海岸 静岡県沼津市)
 この日は県内移動中に大雨洪水警報が発令され、また東海道線富士駅構内では信号故障もあり、熱海行き列車は、沼津で運転打ち切りとなった。
駅を降り、アーケードを伝って港の方へ向かうことにした。市街地は、昨年の3月以来である。
 沼津は飲食に関する店が多い。私自身過去数回訪れた際にも、いろいろな店で食事をしたが、皆美味しいと感じた。今回は軒先だけで営業しているトンカツやミンチカツ、カツサンドを売る店で、出来立てを買い食いしながら散策した。
  
 旧東海道に差し掛かると浅間神社があり、千本松通りに入ると僧増誉が開いた浄土宗千本山乗運寺がある。三枚橋城及び沼津城主松平康親や水野忠友の菩提所にもなっている。
 
 乗運寺から程近い、沼津公園と刻まれた西園寺公望書の石碑が見えてくる頃には、また雨が降り出した。隣接する千本プラザという生涯学習機能を兼ね備えた福祉施設で雨宿りすることにした。
館内では地元「鬼の会」メンバーが作成した写真、書、絵画等を展示する「鬼展」が開催されていた。
 
 千本プラザを後にし、沼津公園内に入った。
明治44年(1911)徳川頼倫らによって史蹟天然記念物協会が設立され、この地の自然林の保護が取り上げられたという。また、園内には明石海人、井上靖、観海学人、昭憲皇太后、角田竹冷、若山牧水の文学碑が立つ。
そして石の多い千本浜を歩き、伊豆、富士方面を眺めた。
やはり雲が多く、富士は一部しか姿を見せなかったが、足元には雨上がりで輝く丸石が「ここの主役はわしだよ」と言っているようだった。
  
 東海地震による津波警戒のため高く築かれた防波堤によって景観が損なわれている千本松原。土砂の堆積も無くなり、土壌環境が変化しているようである。この日は大勢で松林内の清掃作業が行われていた。
 
千本松原へは昨年の5月、東海道原宿散策の際にも訪れている。

(関連記事:東田子の浦


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2 コメント

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Unknown (くらじろう)
2007-09-27 02:17:07
こんばんは、北の大地から東へ西へと精力的にご活躍なさっておられますね!
沼津は我入道公園まで一度歩こうと思っていましたが、なかなか・・・。わたしもカツを食べながら歩いてみたいです。おそらく味噌カツはないでしょうね(笑)。
7月に御用邸付近で一泊しましたが、富士は姿を見せてくれませんでした(わたしがかなりの雨男のためですw)。
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こんばんは!くらじろうさん (kourei)
2007-09-27 18:05:44
北の大地は3日間(実質1日半)だったのですが、思った以上の行動がとれました。

私も天気がよければ、沼津港周辺を歩いてみたと思いますが、半端に終わってしまいました。
あまり食べ歩きはしないのですが、この日は朝食抜きで電車内に缶詰にされたこともあって、バリバリ食べてしまいました。
少し油っこかったので、若い頃のように元気な胃腸とはいきませんでした、、、

私も雨男…というか小雨男なので、長く一ヶ所に留まると、雲行きが怪しくなります・・
でも、大雨の状態で、私が行くと小雨になるという効能?もあるようです(笑)
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