小籠包の名店として挙げられるのが、上海に本店を構える『南翔饅頭店』や台湾の『鼎泰豊』『京鼎樓』でありまして…
2000年代に入ってからは、それらのお店の味が国内でもいただけるようなったことが火付け役になったのか、「小籠包」をメニューに組み入れるお店が増えているように思えますし、横浜中華街ではファストフードとして焼き小籠包を売るお店が軒を連ねるなど、餃子に並び庶民の味として浸透しつつあるようにも思えます
そんな背景の中『京鼎樓』が手掛けるのが「羽根つき焼小籠包」でありまして、これまではショッピングセンター内のフードコートへの出店をメインとしていたのですが…
恵比寿に“台湾屋台”をテーマとした居酒屋業態がオープンしたと聞き、早速お邪魔してみることにいたします
看板商品として「羽根つき焼小籠包」を提供するほか、一皿390円~というリーズナブルな価格で提供される小皿料理も豊富でありまして…
増殖中である餃子居酒屋と同様に、少人数でも楽しむことが出来る業態として人気が出そうな予感がいたします
これがあれば女子が集まると言っても過言ではない「パクチーサラダ」が用意されているだけでなく、嫌いな人はいないのではないかとも思われる「味付け玉子」など、すぐに提供できる商品も添えられていたりと調理場での作業効率も考えられているようでもありまして…
そんな商品をいただいているうちに提供されたのが「羽根つき焼小籠包」でありまして…
ちょっと小ぶりではありますが、4個がひと皿となり390円でいただけるというのもうれしいことでありますね
さてその小籠包
熱々の肉汁が飛び散るようなものとの想像は些か裏切られたような気がするものではありましたが、滴る肉汁の旨みは期待に沿えるレベルであることから大きな不満につながることはありませんね
「海老マヨ」や「辣子鶏」をいただいてみますと…
サクッとした食感の衣とプリッとした海老のおいいさに程よい濃度のマヨネーズであったり、ゴロゴロとたっぷりな四川唐辛子と一緒に炒められたことで辛味だけでなく旨みまでもを感じることが出来る鶏肉の唐揚げであったりと…
何れも、実にキチンとしたものでありまして、さすが『京鼎樓』ブランドであることを感じます
〆にいただいた「香港 海老ワンタン麺」
あっさりとした塩味のスープとプリップリの海老が包まれたワンタン それにちょっと硬めに茹で上げられた極細のストレート麺
これらが実に優しい味わいであったことが印象的で…
同じスープで提供される「蒸し鶏スープそば」にも興味津々でありますし、ハーフサイズとフルサイズをチョイスできることもありがたいことであります
【羽根つき焼小籠包 鼎’S】
東京都渋谷区恵比寿4-9-5 マンションニュー恵比寿1F
03-5422-7305