晃ちゃんの喫茶室

皆さんと語る憩いの場です。

山形(蔵王)・米沢紀行

2014-05-14 09:59:49 | Weblog
 今年も年一回の「旅六会」(小学校時代の竹馬の友)の旅行の時期がやって来た。今回も級長(幹事)のYくんの企画で、東北の山形(羽前)方面となった。2泊3日の旅である。

 5月11日(日)東京駅 新幹線「つばさ137号」 12時出発。大宮で6名全員元気に集う。車中昼食をとりながら談笑 車窓からは福島あたり、残雪が初夏の陽射しに映える磐梯山が望まれる。福島から山形新幹線になり、午後2時42分山形に到着。  ホテルの送迎バスで市街地からぐんぐんと坂道を上ること約40分 宿泊地:標高約900mの蔵王温泉「蔵王国際ホテル」  に3時半過ぎチェックイン。少憩して温泉に入る。薫風を身に感じながらの硫黄泉の露天風呂に浸る”至福”の感しきり。
「蔵王山懐膳」 の晩餐。贅沢の極みなり。部屋に戻り例によって、夜の更けるのも忘れて、少年時代の思い出から始まって、学生時代や現役のころの話、果ては最期をいかに迎えるか(年だナァ~)まで尽きることがない。

 (2日目)
 この日は蔵王の「お釜」 に行く予定だったが、ロープウエーが運休なので、上杉の城下町「米沢」 観光にする。 時間があったので、駅に隣接する「霞城セントラル」 の展望台に上り、奥羽の山並みと山形市街を眺望する。
新幹線で30分弱 米沢に…観光タクシーを頼み駅前を出発する。ガイドドライバーは女性だ。 は「極楽寺」(伴淳の墓)「日朝寺」「善立寺」等寺々が点在する寺町通りを経て、酒造資料館「東光の酒蔵」 に着き、入館する。と、そこは昔ながらの酒造りの空間が再現されて、でっかい仕込み樽が並置され酒香が漂ってくる感じがする。別室に米沢藩中興の祖「上杉鷹山展」 がある。時間があればじっくり観たいところだ。
  は上杉家菩提寺「林泉寺」 へ、ここには初代藩主景勝の執政で米沢藩の礎を築いた 直江兼続 夫妻の墓がある。  
 次は「上杉家御廟」 だ。樹齢何百年という杉林の生い茂る参道を行くと、家祖 謙信 を中心に、左右交互に歴代の御廟が並んでいる。 
 そして、最後が米沢観光のメイン「上杉神社」 だ。 ここは10何年か前、JJ会の仲間たちと訪れたことがある。境内は米沢城址本丸跡で、戦国時代の名将上杉謙信を祀っている。平城の名残の周囲の堀が思い出に残っていた。神社に詣で、”旅の安全”を祈る。
また、境内には「宝物殿(稽照殿)」 があるが、前に観たのと時間の関係で割愛する。今回は米沢藩9代藩主で中興の祖といわれた上杉治憲(鷹山) の像と碑”なせば成る なさねば成らぬ 何事も 成らぬは人の なさぬなりけり”が強く印象に残ったのでここに載せる。
 2時間半余りの米沢観光を終え、5時過ぎホテルに帰館する。今日はよく歩いた。脚がパンパンに張って足の甲がむくんでいる。温泉 にゆっくり入ってその疲れを癒す。みな疲れたにもかかわらず、晩餐・歓談  は前夜と同じく尽きることをは知らず、蔵王の夜は更けてゆく。

 (3日目)
 夜中に雨が降ったらしい。朝もやにけぶる露天風呂に入り、”旅情”を満喫する。10時チェックアウト、山形駅「つばさ140号」で帰途に就く。大宮でNくん・I君と下車し、再会を約して別れる。
かくて、「旅六会」の今年の旅は楽しく無事に終わった。

 

哀悼 渡辺淳一

2014-05-07 09:41:31 | Weblog
   またまた、大好きな作家の一人 渡辺淳一 が彼岸へと逝ってしまった。
あの「小説 心臓移植」(のち「白い宴」)そして、直木賞受賞作「光と影」 以来、現役時代 新作が出版されるたびに初版を購読して、書棚に《渡辺淳一コーナー》 があるほどだ。(最近はスペースがなくなり図書館で借りている)
 いま印象に残っている小説を思いつくまま記してみよう。まず、医療もの「麻酔」「無影燈」他 次に伝記もの「女優」(松井須磨子)「落日」(野口英世)「静寂の声」(乃木希典夫妻)「君も雛罌粟 われも雛罌粟」(与謝野鉄幹・晶子)他。そして、恋愛もの「阿寒に立つ」「ひとひらの雪」「野わけ」「雪舞」「雲の階段」 話題作となった「失楽園」「愛の流刑地」 随筆では「雪の北国から」「風のように」 等々枚挙にいとまがない。
とにかくジャンルで分けられないほど幅広いテーマで数多くの作品を執筆していた。
 彼は北海道出身らしく、小説の舞台も北海道が多いが、”渡辺淳一の小説には雪がよく似合う”
 まだまだ、彼の小説が読みたかった。 合掌!

「憲法記念日」に思う!

2014-05-03 10:45:41 | Weblog
 現憲法が施行されてから67年目の記念日。その基本理念である「主権在民」「基本的人権の尊重」「平和主義」は永久不変の真理である。だが、いままさにこれが崩れようとしている。安倍政権は(安倍首相)改憲に向かってひたすら猛進している。いわく「特定秘密法の設定」「「武器輸出三原則」を「防衛装備移転三原則」と名を変え、強引に成立させてしまった。そしていま、また「集団的自衛権」を憲法解釈を変え、閣議決定しようとしている。数に任せてのやりたい放題、横暴以外の何物でもない(憤怒)これで、真の民主主義国家といえようか!
 ”アメリカに押し付けられた憲法だ”とか”国際社会は動いている。この憲法は現実にそぐわない”という意見もあるが、確かに変える必要もある条項もあるが、第9条 は絶対に変えてはならない! ”いいものはいい”「世界遺産」にというこえもあがっているが、大賛成である。
 『戦争は絶対にイヤだ』 ”過ちは二度と犯しません” 戦争の悲惨さは語り継いでいかねばならず、 現今 「いつか来た道」に戻るような気がしてならない。

 いま一度、この「憲法記念日」に、しっかりと《平和と戦争》 について考えてみようではないか。