晃ちゃんの喫茶室

皆さんと語る憩いの場です。

歳末雑感

2008-12-29 10:53:58 | Weblog
 今年も余すところ三日。ここのところが続くので、大掃除とてみた。が、ガスコンロが点火はすれど調子悪く、また、下水道がつまり汚水があふれ出る始末 そこで、前者は業者に直してもらい、後者は自分でホールを開けて詰まったものを取り除き貫通 ホットひと安心
 それにしても、今年の漢字「変」ではないが、変な慌しい一日だった。
 今年は、個人的には体調はマアマア 大過なく送れた年といえようか
 来年”より良き年でありますように!” と祈りつつ

風のガーデン

2008-12-19 09:01:28 | Weblog
テレビドラマ「風のガーデン」 が ”緒形拳さんありがとうございました。心よりご冥福をお祈りいたします” のテロップを流して、感動のうちに終わった。
今クール(10月~12月)の中では最も心に残るドラマだった。
倉本聰の富良野三部作「北の国から」「優しい時間」そしてこの「風のガーデン」 には、北の国の四季折々の自然の移り変わりがメルヘン風に抒情をかもし出されている。それは、倉本作品のテーマでもある ”人の優しさ” そのものでもある。
さて、物語に入ると その自然のガーデンに可憐に咲き風に揺らぐ多くの草花に老医師(緒形拳)がオリジナルな花言葉をつける。それを知的障害をもつ孫の岳(神木隆之介)が特異な才能を発揮してモノローグする。天才子役といわれる神木の演技は抜群である。
テーマが 「家族の絆(愛)」 であり、「生と死」 であるだけに、フィクションとは分かっていても、現実に先日亡くなったばかりの緒形拳の”家庭っていいもんです””死後の世界ってあるんです”という科白には切々に胸に迫りくるものがある。
中井貴一の名演技は言うまでもないが(岳に父であることを言わず、大天使ガブリエルを装ったり、娘ルイの結婚式を偽りと知りつつガーデンロードを腕を組んで歩く等々)白鳥貞美(中井貴一)の最期 風花が舞い山々の木々が雪に覆われているシーンは秀逸。 娘ルイの黒木メイサは回をおうごとに魅せられていった。
毎回流れる平原綾香の主題歌「ノクターン」は、しみじみと心に沁み込んでくるものがある。
タイトルの「風のガーデン」 緒形拳の文字は忘れられない。