今日知り合いから例の建築基準法に関するマニュアルってのを送ってもらって読んでいたのだが、その件はあらためて書く。
今日どうしても書いておきたいのは例の空港会社に対する外資規制の話である。
まずは以下の記事、Reuterニュースから。
[東京 5日 ロイター] 渡辺喜美金融・行政改革担当相は5日の閣議後の記者会見で、国土交通省が今国会へ提出を予定している空港整備法改正案をめぐり、空港会社への外資規制を導入する方向になっていることについて「金融担当相として反対だ」との見解をあらためて示した。渡辺担当相は、日本の金融・資本市場の国際競争力強化の流れに逆行すると指摘したうえで、5日の自民党の関係部会の結論をみたうえで、冬柴鉄三国土交通相との会談を申し入れる意向を示した。
(中略)
渡辺担当相は「安全保障の問題であれば資本規制をしなくても、とりうる手段はいくらでもある」としたうえで「他にとりうる手段があるにも関わらず、資本規制という、鎖国的・閉鎖的な手段をとるのは間違いだ」と指摘した。さらに「日本市場の競争力を強化して外国からの投資を促進しようと、首相を先頭にダボス会議にまで行ってきた。ダボス会議から帰ってきたらいきなり外資規制とは、日本がどちらの方向を向いているのか疑われる」と強調した。
~~~~~
私正直渡辺担当相って良く知りません。
さらに本件に関しては私自身は正直規制しようがしまいがどっちでも良くて、ただこの大臣が本気でこんなことを考えておっしゃっているのだとしたら、やっぱり日本の政治は終末が近い、と思った次第でありますね。
大いに議論されるのは良いことですが、この海外からの投資促進と言う話をこんな程度の話にすりかえられちゃっているのがまずは非常に悲しい。
大臣殿、首相がダボス会議で何を言ってこようが、さらにそれに力を得て大臣が何を発言されようが構いませんけれど、こと投資促進に関してこの空港会社の例を引き合いに出されるのはどうか、と。
ライブドア問題であれだけ世間が騒ぎ政府が騒ぎ何だか外資をハゲタカだなんだと揶揄してそんでもって国内企業は意味不明の買収防衛策を作って徹底的にハゲタカさん達を排斥したばかりじゃないですか?
この空港会社ごときにいきなりどうしたのでしょうね。
大体全く外資を入れない、って話じゃないし、恐らく外人持ち株制限をしよう、って話になると思うんですけどね、実際外人の持ち株制限してるじゃないですか、日本の一流企業の一部は。
どうしてこの手のことが同時に報道されないのかちょいと不思議なんですけど。
ANA、JAL、スカイマークはそれぞれ航空法で、またNTTはNTT法でそれぞれ外人の持ち株比率は3分の1まで。
さらに放送局(フジテレビとかテレビ朝日、テレビ東京他)とかは電波法放送法にて5分の1まで、それぞれ制限されてるわけですな。
諸外国でこういった空港だとか港だとかが民営化されてヒースロー空港がどっさり他国の会社に買われちゃった、みたいな事もあるので、私自身は、当然政府は慎重になるだろうし、国防上の理由って言われれば、それもそうだなぁ、って思う程度なのだけど、その反対の理由が「外人の投資促進を阻害する」なんて今さら笑止千万だと思うんだよね。
これだけマーケットが悲鳴をあげてる~ってみんなが叫び、さらに実際のマーケットの状態を考えたら、少しは分かりそうなものだと思うのだけれど、いまだに例えばサブプライムではご存知のように、わが国の金融機関のダメージは大したこと無い、みたいな事しか言えないんでしょ。そういう方々が突然この空港会社に関する話で2つに分かれて賛成、いや鎖国的で反対、なんて全く説得力が無くて、むしろその後ろに見え隠れする利権のようなものの分捕りあいでもしてんのかな?って思う今日この頃なのだ(ってちょっと有名BLOGの〆かた借用)。
今日どうしても書いておきたいのは例の空港会社に対する外資規制の話である。
まずは以下の記事、Reuterニュースから。
[東京 5日 ロイター] 渡辺喜美金融・行政改革担当相は5日の閣議後の記者会見で、国土交通省が今国会へ提出を予定している空港整備法改正案をめぐり、空港会社への外資規制を導入する方向になっていることについて「金融担当相として反対だ」との見解をあらためて示した。渡辺担当相は、日本の金融・資本市場の国際競争力強化の流れに逆行すると指摘したうえで、5日の自民党の関係部会の結論をみたうえで、冬柴鉄三国土交通相との会談を申し入れる意向を示した。
(中略)
渡辺担当相は「安全保障の問題であれば資本規制をしなくても、とりうる手段はいくらでもある」としたうえで「他にとりうる手段があるにも関わらず、資本規制という、鎖国的・閉鎖的な手段をとるのは間違いだ」と指摘した。さらに「日本市場の競争力を強化して外国からの投資を促進しようと、首相を先頭にダボス会議にまで行ってきた。ダボス会議から帰ってきたらいきなり外資規制とは、日本がどちらの方向を向いているのか疑われる」と強調した。
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私正直渡辺担当相って良く知りません。
さらに本件に関しては私自身は正直規制しようがしまいがどっちでも良くて、ただこの大臣が本気でこんなことを考えておっしゃっているのだとしたら、やっぱり日本の政治は終末が近い、と思った次第でありますね。
大いに議論されるのは良いことですが、この海外からの投資促進と言う話をこんな程度の話にすりかえられちゃっているのがまずは非常に悲しい。
大臣殿、首相がダボス会議で何を言ってこようが、さらにそれに力を得て大臣が何を発言されようが構いませんけれど、こと投資促進に関してこの空港会社の例を引き合いに出されるのはどうか、と。
ライブドア問題であれだけ世間が騒ぎ政府が騒ぎ何だか外資をハゲタカだなんだと揶揄してそんでもって国内企業は意味不明の買収防衛策を作って徹底的にハゲタカさん達を排斥したばかりじゃないですか?
この空港会社ごときにいきなりどうしたのでしょうね。
大体全く外資を入れない、って話じゃないし、恐らく外人持ち株制限をしよう、って話になると思うんですけどね、実際外人の持ち株制限してるじゃないですか、日本の一流企業の一部は。
どうしてこの手のことが同時に報道されないのかちょいと不思議なんですけど。
ANA、JAL、スカイマークはそれぞれ航空法で、またNTTはNTT法でそれぞれ外人の持ち株比率は3分の1まで。
さらに放送局(フジテレビとかテレビ朝日、テレビ東京他)とかは電波法放送法にて5分の1まで、それぞれ制限されてるわけですな。
諸外国でこういった空港だとか港だとかが民営化されてヒースロー空港がどっさり他国の会社に買われちゃった、みたいな事もあるので、私自身は、当然政府は慎重になるだろうし、国防上の理由って言われれば、それもそうだなぁ、って思う程度なのだけど、その反対の理由が「外人の投資促進を阻害する」なんて今さら笑止千万だと思うんだよね。
これだけマーケットが悲鳴をあげてる~ってみんなが叫び、さらに実際のマーケットの状態を考えたら、少しは分かりそうなものだと思うのだけれど、いまだに例えばサブプライムではご存知のように、わが国の金融機関のダメージは大したこと無い、みたいな事しか言えないんでしょ。そういう方々が突然この空港会社に関する話で2つに分かれて賛成、いや鎖国的で反対、なんて全く説得力が無くて、むしろその後ろに見え隠れする利権のようなものの分捕りあいでもしてんのかな?って思う今日この頃なのだ(ってちょっと有名BLOGの〆かた借用)。