カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

『もう虫歯にならない!』 花田信弘 新潮OH!文庫

2019-03-15 09:50:44 | 本日の抜粋
歯医者さん探しには皆さん苦労している。
良い歯医者さんになかなか出会えないのだ。
そして、一度掛かり始めると継続治療となり、しばらくはその歯科医と付き合わざるを得ない。
以前、近所の評判を聞いて行ってみたら、結果何本かの歯を抜かれた。評判のいいのはそのお父さんで代が替わっていた、、、。

この本は、微生物学、遺伝子学、免疫学などを駆使し書かれた口腔医療の話で、目からウロコの話が多かった。
 * 虫歯は感染症で原因菌はミュータンス連鎖球菌。その存在は30年前にしられていた。
 * ミュータンス菌は本来なら唾液によって駆除されるが、砂糖の援助が入ると唾液から自らをガードする膜を創り膜の内部て繁殖し虫歯を作る。
 * 生まれたばかりの乳児にはミュータンス菌はいない。多くの場合、母親から感染する。噛み砕いて口移しで食事を与えるなど。
 * 出産前後の母親は、つわりなどの影響、子育てのストレスなどで不規則な生活になりやすく口腔内の衛生状態が悪くなりがちだ。
 * 出産前後の母親は虫歯を治しておく必要がある。などなど。

抜粋はよく噛むことの重要性を訴えてる部分。
よく噛めば肥った人はやせ、痩せた人は肥り本人の理想の体重になる、というフィッシャーの法則というのを昔ある本に書いてあったのを思い出した、、、。

  *****
 私が尊敬している加藤武彦先生という方のお話をしましょう。
 横浜で歯科医院を開業している先生が、脳梗塞で倒れたのは平成12年の4月、63歳のときでした。一命はとりとめましたが、口腔を含めて、片側にマヒが残りました。
 そこで、先生は「脳血管が詰まっているなら、よく噛むことで脳の血流が良くなるはずだ」と考え、とにかくよく噛むことを心がけたそうです。片側マヒだったので、思うようにしゃべることもできませんでしたし、食べたり飲んだりするのも不自由でした。歩くのも、もちろん片足を引きずるようにしかできませんでした。
 ところが、噛んで噛んで噛みまくったところ少しずづマヒがとれてきました。そしてついにマヒを克服し、以前と変わらず立派な講演ができるまでになりました。まさに、身をもって噛むことが脳の血流をよくすることを証明したのです。加藤先生が口腔機能のリハビリに成功したのは、ご自分の立派な歯が残っていたからです、
 もし、脳梗塞の患者さんが入れ歯をしていたら、看護婦さんに入れ歯をすぐに取り上げられて、先生のように口腔機能のリハビリを行うことができません。
  *****


カイロジジイのHPは
http://chirozizii.com/


そして、なんでもブログのランキングというものがあるそうで、以下をクリックするとブログの作者は喜ぶらしい。

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へにほんブログ村


ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村


人気ブログランキングへ



PVアクセスランキング にほんブログ村

最新の画像もっと見る

コメントを投稿