カイロじじいのまゃみゅむゅめも

カイロプラクティック施療で出くわす患者さんとのやり取りのあれこれ。

現在弟子なし中、だが大丈夫!

2013-03-31 18:39:50 | 本日の弟子


以前、たった一人、弟子がいた。

それ以前、何人かの人がカイロを教えてくれとやって来てはいた。
金儲けの一手段として脂ぎった人。
とりあえずの生活設計がつかず、何か技術を身につけようとカイロを選んだ人。
理由は様々だったが、徳さんとしては、来るものこまばず、でやって来た。
身に付けた技術はたいしたもんではないし、財産のように残せるものでもないんだから、どんどん放出しちまったほうがいいとの思いだ。

でも、徳さんのカイロは、過去の行きがかり上カイロと名乗っているが、正統派カイロの先生達が呆れて口をあんぐり開けてしまうような代物になってしまっている。

マニュアルが通用しない患者さんに出くわしているうちに、30年かけて変質してしまったのだ。
傍から見れば、レスリングをしてるのかと錯覚されそうだし、単に虐めているだけと判断する人がいたって不思議じゃない。

で、彼らは習いきらんと判断したのかな~、、、。

で、たった一人の弟子である。
彼には、徳さんから話を持ちかけた。
人間性だけが判断基準だ。
白紙に絵を描く気分であった。

しかし、である。

徳さんの唯一の判断基準、彼の心優しき人間性が結果としてネックになってしまった。

「僕は師匠みたいに(師匠というのは徳さんの事、二人の間では師匠、弟子と言ってその関係を遊んでいた)冷酷無悲に思われる大胆な治療はできません」
と、言って悩み出した。

自分の精神を鍛え直そうと仏教の世界に救いを求めたりし出した。

根が真面目だから、やる亊も徹底してた。
あるお寺に言って瞑想の修行をするは、本場タイまで行ってしまうとか、、、、。

その彼が、ようやく吹っ切れたらしく、何ヶ月か前、連絡してきた。
実家に帰り、近くで揉みほぐしのお店をやることにしたとの事。

その彼から昨日メールがあった。

「うちに見える患者さん、股関節痛を訴える人や側湾症を訴える人が多くていささか参ってます」

だって。

ウフフ!

これで関係改善だね。

彼とは、近々飲む約束が成立した、、、。



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ちゃんと勝負させろよな!

2013-03-30 19:52:29 | 本日のしりきれとんぼ


こう見えても徳さんは、
あ!ほとんどの人が徳さんを知らないか!
ダサい見てくれのショボイじじいなので想像しにくいだろうが、
スーパーなどでよく食料品の買い物をするのだ。

現実問題として、普段なかなか家事労働に参画できないので、せめての罪滅ぼしでもある。

結構、そこいらの主婦には対抗出来る買い物の腕の持ち主にいつしかなっている。
と、勝手に思ってる。

魚関係やパン屋さんでは、閉店間近の割引商品を狙う。
買い物を続けているうちに、徐々にバーゲン愛好思考になるのだ。

そんな事をしているうちに、商品表示を見る癖が付いた。

この商品は何処の産で、保存のため使用した添加物は何々で、、、、。

でも、その表示にからくりがあったらどうだろう、、、。
賢明であろうとする徳さんには手も足も出ない問題がここにある。

加工食品に使われる材料に対しては、規制が極端に野放しになっている。
国産品を一定程度混ぜ込めば、国産と名乗ってよい。
輸入したものでも、国内で一定期間の養殖期間が証明されれば、国産と名乗ってよい。
などなど、、、。

別に日本産だから良いと言いたいんじゃなくて、情報を捻じ曲げるな!
と言う事だけだ。
その上で、消費者は、真っ向勝負しますよ!ということだ。

本来の自由競争って、そういうことでしょ?

夢のまた夢だが、、、、。
地球がひとつの共同体となり、食料自給率なんて気にしないで済む体制。
地球を一つの生命体と考え、各国はある種の内臓器官と考える健全な分業体制、、、。
生き物のほとんどは、体内にそれを長い年月かけて完成させたが、生き物の頂点を自称する人間だけがそれを出来ない。
否!


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あまのじゃく

2013-03-29 16:45:39 | 本日のしりきれとんぼ


この季節、皆が桜を愛でている。
最近は、手近かに、簡単ですぐれた撮影器具があるおかげで、すばらしい桜画像がパソコンに溢れてもいる。
この間、どれほどの人が桜を写真に収めたことだろうか、、、。

ならばここはひとつ、あまのじゃく。

徳さんちの小さな庭の片隅に咲いたユキヤナギ。
これでも、たっぷり春を堪能できる、、、。
花吹雪もあるし、、、。


アマノジャク、と言えば、瀬戸内海に地元の人から〝あまのじゃく〟と呼ばれている無人島があった。

五日市市(当時)の沖合四キロにある島だ。
周囲130メートル、高さ20メートルというから本当に小さい。
瀬戸内には岩の塊といってよいこんな小さな島が散在している。

高校生の時のある夏、気まぐれに泳ぎに行ったことがある。
定期的な連絡船が運行されていて、そんな島にも立ち寄るのだ。
乗降客は徳さん一人だった。
ある時間、無人島独り占めでる。
それでも、夕方の決まった時間に拾ってくれた。
半世紀前の話だ。

当時、その島は小さいながらも、松林で覆われていた。
それが現在は丸坊主に近いと聞いた。

マツクイムシによる被害、台風(瀬戸内は従来台風などの被害の少ない地域だった)によって表土が奪われる被害、沿岸の埋め立てにより追われた鳥達による糞による被害、、、。

その原因の多くは、与えられたものに満足しない人間の業によるものだ。

この半世紀で我々は何を失って、何を得たか、、、。


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『鋼の錬金術師 砂礫の大地』 原作 荒川弘 著者 井上真

2013-03-27 20:42:41 | 本日の漫画
いや、漫画じゃない方の小説仕立ての方を読んだのだ。
それも、第一巻のみ。
あと、5巻ある、、、。
ちゃんと読みますよ、、、。

図書館では、質の良い漫画も排除される傾向にあるようだ。
同じ内容で小説仕立てならOKだって、、、。
図書館司書の頭の硬直振りを物語っている。

さて、ウン十年前の漫画中毒者徳さんも、最近の漫画事情には疎い。

荒川弘という人、知らなかった。
弘と書いて、ひろむと発音し、女性である。

北海道の酪農家に生まれ、この『鋼の錬金術師』のヒットを武器に、本当にやりたい仕事に向かっていく、、、。
日本農業の実態、酪農の実態。
それの現場報告、、、。
それを漫画でやってのける。

結構、今の小中学生の必読書になっているのかも、、、、。


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福岡伸一『できそこないの男たち』

2013-03-26 20:30:13 | 本日の抜粋

      ******************

子供の遺伝子の半分を運んできた男に、女はそれ以上の役割を期待し、また同時に命じた。命令にしたがわせるための様々な方途が生み出されたことだろう。宥めすかしたり、泣き喚いたり、あるいは報奨を示唆したり。それは今日、女たちが使っている方途とそれほど変わらないものだ。(中略)
 実に、ここに余剰の起源を見ることができる。(中略)しかしまもなく今度は男たちが気づいたのだ。(中略)それらが余分に得られたときは、こっそりどこか女たちが知らない場所に隠しておけばいいことを。余乗である。
 余剰は徐々に蓄積されていった。蓄積されるだけでなく、男たちの間で交換された。(中略)余剰を支配するものが世界を支配するものとなるのに時間はそれほど必要ではなかった。

 福岡伸一 『できそこないの男たち』より 光文社新書

      ******************

今まで何冊か福岡伸一の本を読んでいたので、男が無理やり作られた性であり、その無理さ加減が、生き物としての男の弱さになっている、ということは知っていた。

今回の注目点は、にもかかわらず、何故に男は女に対してかくも尊大に威張り、支配するようになったか?
その永い男支配の歴史的現実に対する福岡伸一の解釈である。

バシリでしかない男に女が、欲深くあれもこれもと使役した結果、隙間産業めいた繁栄を男性に与えたということらしい。

この本の中に、もう一つ注目するところがある。
たった二行だが。


 *****

 Y染色体から見ても、日本人は全くといっていいほど、〝単一民族〟ではない。
 日本列島こそが〝人種〟のるつぼなのだ。

 *****


反原発で頑張ってる小熊英二が『単一民族神話の起源』という本を書いて、第二次大戦前までは日本人は単一民族なんて認識は無かったですよと、書いている。
社会学の学問として、大苦労して、厳密に。

ご苦労の度合いは比較できないが、最新の生物学はいとも簡単に日本民族礼賛貴種思想を粉砕している。

人文学と自然科学の融合を!と末席から願うばかり、、、。

そして自称保守の面々も、吠える前に少しは勉強したがいい。


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不妊治療中の、ウーじょ

2013-03-25 19:13:25 | 本日の患者さん
一年振りにカイロにやって来たウーじょ。

開口一番。
「現在、不妊治療中なんです。
体外受精を試みていますけど、歳が歳だけにかなり難しそうなんです。
卵子もだいぶ傷んでると言われました」

そんなふうに言うウーじょを、だんなは心配そうに見つめている。

ウーじょとしては、骨盤の歪みに原因があるのではないかと、カイロに見えたわけだ。

ウーじょは現在40歳。
動物としての人間の出産適齢期は16、7歳頃近辺であるはず。
人間自身が作った社会環境がその自然の法則を無視して久しい。
ほとんどの女性が生き物としてのあるべき出産適齢期から遅れて出産しているのが現状だ。

子供をもうけて良いという判断の環境作りがなされないまま、そろそろ子供を、と思った時点が遅すぎるという事態が今の日本の現状だ。
少子化対策などと政府は国力を問題にしてようやく言い出したが、そこに女性労働者の地位向上なんて発想は見られない。

ともかく、ウーじょ夫婦も充分認識してる高齢懐妊の困難性。
やるべき事をやって、後は神に、自然の成り行きに任せるしかない、、、。

徳さんが出来ることは、説明しかない。
子宮、卵巣を管理する自律神経に影響を与える腰椎のあり方、仙骨のあり方。
性腺刺激ホルモンを管理する脳下垂体への血行を守る頚椎のあり方。

いずれも、結果がすぐには目に見えない。

そう、ウーじょ。

結果は神か何か知らんが、絶対的な自然の力に委ねようではないか。
やるべき努力はやった上で、、、。


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養老孟司『超バカの壁』

2013-03-24 16:44:28 | 本日の抜粋

     ******************

(テロの問題について)昔の人の方が意外にそういう「起こらなかったことの重要性」を知っていたように思います。社会について考えるときには、実はそういうことが理解されることの方が大切なのだという気がするのです。
 保守的というのは実はそういうことなのです。日々平穏というのは日常どおりのことをやっていて何も起こらないということです。それが実は予防ということです。
 それは現代の普通の人の考え方とは違うかもしれません。多くの人は社会が進歩するというのは、どんどん変わっていくということだと捉えがちです。
 でも、そうではなくて社会が本当に進歩するというのは、どんどん変化するのではなく日々平穏になっていくことなのではないでしょうか。つまり、我々が今飛瀬げない危険をだんだん封じ込めていけるようになることが進歩しているということになる。
 それが根本的な意味で発展していることだと思うのです。その逆をやって不安だ不安だと言っているのが現代人です。起こる原因のほうは放置しておいて、結果のほうだけなんとかしようとしているように私には見えます。

 養老孟司 『超バカの壁』より 新潮新書

     ******************

相手側の事を想像できない、自分だけが100%正しいという一元論のバカの壁がテロや戦争がなくならない理由だとおっしゃる。

テロは倫理問題だとおっしゃる。
人としての倫理の規制が剥がれ落ちたのがテロだと。

しかし、その倫理もある程度のお金が無いと成り立たない。
脳の働きから考えても、人間は衣食が足りないうちは、まともな考え方はできないんだそうだ。

やっぱり、富の再分配問題に話は行き着く、、、。

それにしてもと、徳さんたち団塊の世代は、優れた保守的考え方に触れたことが無いと、つくづく思わされ申した、、、。
人間以外の生き物は例外なく保守的なのに。
そして、人間の体の仕組みは保守的なのに。


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とびひなんです、と、イーじょ

2013-03-23 20:32:14 | 本日の患者さん
「これ、とびひなんです」

何とも懐かしい病名だ。

イーじょの仕事は、妙齢の女性としては珍しい、鉄を相手にしたものだ。
鉄を切ったり、溶かしたり、くっ付けたり、叩いて伸ばしたり、、、。
畏れ多いので詳しくは聞いてないが、どうも鉄を素材とした作品を作る芸術家さんみたいだ。

体格は良い。
当たり前だ。
毎日のようにハンマーで真っ赤に焼けた鉄を叩いてるんだもん。

徳さん、大学をやめた若い頃、鉄工所で働いていた事がある。
その時の印象で「鉄の酸化前の切り口ってえらく美しいですよね」と語りかけてみた。
返って来た答えは「その美しさがいけないよのね!」
どうやらイーじょ、鉄の魅力に人生を翻弄されてるようだ。

鉄が相手だから、小さな火傷は日常茶飯事。
イーじょの腕にいくつかの炎症痕がある。
「これも火傷?」って聞くと「これは飛び火」

皮膚科に通っているとおっしゃる。

とびひって、子供が多く罹る皮膚疾患で、黄色ぶどう状菌や溶血連鎖球菌などのなんでもないような菌が皮膚の弱点を狙って繁殖するものらしい。
その広がり方が、火事の時の飛び火のようということでこんな名前が付いたとか。

イーじょはいい歳こいた大人である。
皮膚科の処方は、通常のそれとは違って(普通は抗生物質が使われる)ステロイド(副腎皮質ホルモン)が使用されている。
当然、その時の効果は顕著なのだが、、、、。

徳さん、密かに?その皮膚科の先生に疑問符!

イーじょの免疫力を高める事が重要なんだから、副腎関係の背骨を矯正する。
副腎皮質刺激ホルモンを出す脳の下部にある脳下垂体への血行回復を助ける。
そんな、地味な話をして、首の骨をバキッ!

やってる事は派手に見えるかも知れないが、その実際は地味な話なのでございます。



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『ヘンな日本美術史』山口晃

2013-03-22 16:25:52 | 本日の抜粋
いろんなことに音痴な徳さんである。
それが、音楽、美術、いわゆる芸術となると好き嫌いしか分からない。
だから、当然、山口晃なる画家の存在を知らなかった。
題名に惹かれて手にした。

しかし、読み進んでしばらくのうちはピンとこなかった。
途中ではたと気付いた。
この本は芸術論を述べた本ではなく、技術書なんだと。
そう思って読むと面白い。
昔の日本の画家がどんな工夫をしていたか、西洋の画家がこだわる何を無視していたのかがわかる。

この山口晃画伯はどんな絵を描く人なのだろう?




これなどは意表を突かれる。
なんで、オオサンショウウオと少女なのか、、、?
でも、こう描かれると、卑猥さのないエロティシズムが伝わってくるから不思議だ。



こっちは徳さん、お好みから外れる。
昔の洛中洛外図の現代転用で、面白いだけでそれまでよ。
まあ、こんな人らしい。

サービス精神旺盛の人のようで、昔の作者の工夫をサッサとデッサンして絵解きしてくれる。



これは雪舟の絵を解説してくれたものだ。
う~ん、なるほど。



こちらは、月岡芳年という画家が、ある時から上手くなった理由だ。
う~ん、なるほど。

いずれにしても、絵が描けるって羨ましい才能だ。
おまけに、茶目っ気もたっぷりお持ちのようで、、、、。




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背骨と内臓

2013-03-19 18:12:59 | 本日の患者さん


「背骨の歪みは内臓に影響を与えますか?」

施療中にNさんが聞いてくる。
背骨の両脇から出ている交感神経と背骨の歪みについては説明してあるので、Nさんが聞いてるのはそのことではない。

背骨の歪み自体が内臓そのものを圧迫したりして悪影響はないのか?という意味だ。

Nさんの背骨の歪みは半端じゃない。
脳性麻痺による筋肉の緊張で体幹が捻じれてしまってる。
下部胸椎辺りから腰椎にかけて湾曲が強い。
Nさんが不安に思うのも頷ける。

「う~ん。Nさんの場合はそれほど心配しなくてもいいんじゃないかな。
腰のヘルニアの手術でお腹からやるのがあって、その場合、内臓を脇に取り出してから背骨を手術するんだって。
そして、終わったら、適当に内臓をお腹の中にぶち込むんだって。
すると、投網状に内臓をくるんでる漿膜が体の動きに連れて、収まるべきところに内臓を置いてくれるんだって。
Nさんの場合、背骨が内臓をあらぬ方向に押してるってことは充分考えられるけど、大丈夫だよ。
内臓たちはNさんの背骨の歪みを何とかすり抜けて何とかやってるよ。
胃下垂の人だって、ひどい人は骨盤内にまで下がっているというし。

これが、上部胸椎の強い歪みだったら大変な場合も考えられるけどね。
肺が圧迫されて肺胞が潰れてしまい、肺活量の大幅な減少になってしまうからね」

今回、こんな答え方でよかったのか?
いささか不安ではある、、、、。


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