甘いものとお出かけしましょ

甘いものと旅が大好きな甘実です。お出かけ先で出会った甘いもの、美味しいもの、素敵な景色などを紹介してゆきます。

船と氷山(国産洋画劇場)

2020-09-09 21:50:02 | 小さな映画館
小さな映画館支配人の猫です

今年も暑い夏でしたね

季節に関わらず 僕はソファでごろごろしてますけどね


今日は少し変わった映画・・というよりパロディー映像を

紹介します

この映像は 動画配信サービスで放映されていたのですが

とある不朽の名作の舞台を日本版にしたパロディーです

パロディーながら 演者達の迫真にせまる演技が素晴らしく

なかなか良い物語だと思いました



今日の作品
「船と氷山」ロバート秋山 友近出演

浜松町から新大陸・千葉に出航する「大谷丸」に乗船するべく

土村雀(ロバート秋山)は花札でその権利を勝ち取ります

無事に大谷丸に乗船した雀は 船内で富豪の令嬢 薔薇子(友近)と知りあいます


薔薇子はレールに敷かれた自分の人生に絶望し 船から身を投げようとしたところを

雀に助けられ 親しくなってゆき・・


とまあ 皆さんご存知のあの名作映画のストーリーなのですが・・

全て日本風にアレンジされています


船上音楽隊が和楽器による調べで 何故か虚無僧も居て 

不思議なメロディー(あの映画のテーマ曲のパロディー?)を

奏でていたり

沈没しそうな場面なのに 船長が船盛の器を傾けているなど全く悲壮感がなかったり

不思議な可笑しさ満載です


最初に登場するのが 淀川長治氏のそっくりさんで とてもよく似ています

年老いた現代の薔薇子も 上品な老婦人が演じていたりと

原作を忠実に描いている部分もあり

なかなか豪華な作りだと思いました


勘の良い方はもうわかったと思いますが

大谷丸⇒たいたに丸 土村雀⇒ジャック・ドーソン 薔薇子⇒ローズ

という解釈の様です


この作品を観て ロバート秋山と友近の演技力の高さに驚きました

2人とも 役になりきっていて 引き込まれていきました



2人きりの部屋で 雀が描いた薔薇子の画

それは・・あの有名な画です

実際に観て 確認してみてください

50分位なので サクッと観賞できますよ







コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あやしい彼女

2020-05-23 07:10:39 | 小さな映画館
小さな映画館の支配人 猫です

ここ数か月のテレワークに少々疲れて

寝ています

自由な時間が増えて その点は嬉しかったんですけどね


それはそうと 今日の映画紹介は

「あやしい彼女」です


もとは韓国の映画を 日本の監督がリメイクした映画だそうで

主演の多部未華子さんが 昭和チックなヒロインを上手く表現しています


ストーリーは

下町に暮らす 毒舌でひねくれ者のおばあさん 瀬山カツ(倍賞美津子)が

不思議な写真館で 写真を撮ってもらうと・・

何と!20歳の頃の自分(名前は大鳥節子⇒多部未華子)に変身してしまいます

町のカラオケ大会で優勝した彼女は 有名プロデューサーの目にとまり

バンドをやっている大学生の孫と一緒に デビューのチャンスを掴みます


20歳に戻ったとはいえ 中身は70台の節子

様々な場面で 昭和レトロな言葉や感覚が漏れ出し 可笑しくなります

バンドの歌が素晴らしく 美空ひばりの「真っ赤な太陽」坂本九の「見上げてごらん夜の星を」

ザ・フォーク・クルセイダーズの「悲しくてやりきれない」

ビレッジ・シンガーズの「亜麻色の髪の乙女」など

昔懐かしい昭和の名曲を 見事に歌いあげています


コメディタッチの映画の中に シングルマザーの娘(小林聡美)との和解シーンや

犬猿の仲のマダム(金井克子)の葬儀シーンでふと見せる寂しい表情

そして 孫の命を助けるべく 決断する節子の行動・・・と

人生の悲哀に溢れるシーンが織り込まれています



誰もが生きていれば経験する老いと死

人生の最終ステージで起きた 「もし人生をやり直せたら」の実現

この映画を観ていると 後悔の無いように生きなくてはいけないなと

思わせられます


カツの幼馴染 次郎(志賀廣太郎)は

最後のシーンで洒落た出現の仕方をします

映画を観て 確認してみてください


日本だけでなく ベトナムやインドでもリメイクされたこの映画

楽しくて切なくて きっと何度も観たくなる映画でしょうね🎥













コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

メンインキャット

2020-05-06 07:05:14 | 小さな映画館
こんにちは!

小さな映画館支配人の猫は 今日はテレワークの為

代理でぬいぐるみの私が映画のご紹介をします🎥

今日のご紹介の映画は 猫好きさんにおすすめ!

「メンインキャット」です


ワンマンな会社社長のトムは 娘の誕生日のプレゼントに「猫」をリクエストされ

猫専門店で店主(映画の重要人物です!)に

「ミスターもこもこパンツ」という名の雄猫を勧められ 飼うことに決めます

ところがその直後 秘書の男の陰謀に寄り ビルの屋上から猫と共に

墜落してしまいます

その瞬間 猫(ミスターもこもこパンツ)と体が入れ替わり 本物のトムの体は

植物状態に陥ります


猫になってしまったトムは 愛する妻や娘に何とか自分であることを悪戦苦闘しながら

伝えようとするのですが・・

肉球が邪魔してスマートフォンを操作できなかったり 前妻が飼っている犬たちとの攻防戦など

笑い処たっぷりです

そして実直な長男(前妻の息子)の危機を救うべく 猫になったトムの行動は涙を誘います


猫好きさんはもちろんのこと 動物が好きな人や今ペットを飼っている人や飼いたい人にも

おすすめの映画です


実は驚きのシーンがあります!

トムが重役たちに娘のプレゼントを相談するシーンで 石巻市の田代島が出てくることです

「え? この画面だけ何か加工してあるの?」と思いましたが

もし原作のままなら 田代島は世界的に有名な猫の島なのですね

いつか私も訪ねたい島でもあります




コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

魔法にかけられて

2020-03-28 07:14:43 | 小さな映画館
こんにちは

小さな映画館支配人の猫です

今日の映画紹介は「魔法にかけられて」です

この映画は 最初はアニメーションで始まります

王子様との婚約を控えた 天真爛漫なプリンセスのジゼル

ところが意地悪な魔法使い(この人物の正体が衝撃!)によって

「幸せの来ない場所」に井戸から送られてしまいます

送られた場所は 現代のNY


ふとしたことで出逢ったシングルファザーの弁護士は

ジゼルの浮世離れした性格に戸惑いながらも

次第に彼女に心を寄せてゆく・・


ジゼルを追いかけて来た王子のとんちんかんな行動や

意地悪な魔法使いに命じられ ジゼルの命を狙う気弱な男の悲しさ

弁護士の恋人で 彼の煮え切らなさに不満を抱くキャリアウーマンなど

登場人物の性格がはっきりと描かれ 観ていてとても面白いです


プリンセスのジゼルは 決して受け身の女性ではありません

人間の強さとは 優しさや幸福を信じる心に裏打ちされていると教えられる作品

画像の美しさも見どころです

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モダン・ラブ~今日もNYの街角で~

2020-02-18 20:26:06 | 小さな映画館


小さな映画館 支配人の猫です

今日ご紹介する映画(おそらくこれはTV番組だったような雰囲気ですが)は
「モダン・ラブ」です

これは NYタイムズ紙のコラムに掲載された実話を元に 少々の脚色を施した
物語

8話のオムニバスなので 観ていて退屈になりません

無愛想だけど アパートの住人女性を誠実に思いやる東欧出身のドアマン

優秀だけど 実は双極性障害で 本当の自分をさらけだせずに悩む女性

ホームレスの妊婦の子どもを 自分達の子どもとして迎え入れようとするゲイカップル

様々なパートナーシップが描かれています

その中で私が一番感動したのは 第8話(最終話)

マラソン大会で知りあったシニアのカップル🏃

人生の最終シーンを共に過ごし そして・・・

最後のこの話で 泣く人もいるでしょう

各話にちりばめられている NYの風景も必見

実は緑多い街でもあるのですよ







コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする