長男の嫁と孫の男の子が、第二子出産のために7月2日にマレーシアから返ってきます。
隣の家に住みますがお風呂は一緒なので、昨日は風呂場のペンキ塗りをやりました。
築60年以上になる木造平屋なので、お金があれば建てかえるところです。
それをなんとか手を入れて持たせていますが、あと10年は無理もたないかも。
今日は従兄と一緒に秩父巡礼に行って来ました。
昨日の予定でしたが数日前は雨の予報だったので、今日に延期しました。
時々日も差してあまり暑くもなくちょうどいい巡礼日よりでした。
新しい道しるべ
今日は朝4時に目が覚めたので、4時半から玉川上水を10キロ走ってきました。
体調は上々、これまでは朝食を摂ってから走る癖が付いていましたが、
これなら朝食前に走っても大丈夫、
胃袋も小さくなったのでしょう、らくらく走れます。
秩父巡礼の楽しみの一つは、飯能から秩父までの山の中を走る電車の風景です。
東吾野、吾野、西吾野、正丸と切り立った山の間を走ります。
ここにある伊豆ヶ岳には子供達と一緒に何度か登りました。
青梅線方面と違って電車を降りたらバスに乗る必要はなく、
すぐ山登りできるのです。子連れには面倒がない山です。
屋根にかぶさるかと思うような木々の間を抜けてゆくと秩父盆地が広がります。
今日のコースは市街地の中を通ります。といっても古い家や空き地が多く。
のんびりと周りの草花を愛でながら歩きます。13番から19番札所です。
お寺に咲いていた花、名前不明
私は各札所で般若心経を唱えます。でも信仰心からと言うより挨拶代わり、
四国遍路も経験しているのに仏教とは縁の遠い人です。
歩いて旅をするのが好きで、コースが整っている巡礼道は歴史もあって魅力的な道が多いのです。
歩くのは好きでも国道一号線を歩く気にはなれません。
今回は歩く巡礼さんにはあまり会いませんでした。
東京の近くにこんな素敵な巡礼コースがあるのに、来る人が少ないのは勿体無いですね。
でも世界遺産になった富士山に今後どれだけ登るかゾッとします。
山小屋の状態を考えると当分登る気にはなりません。
それに比べればここに来る人が少ないのは幸いだったのかもしれません。
秩父がすっかり気に入っているので、12月の秩父の夜祭には是非来て見たいと思っています。
5歳年上の従兄は故郷の陸前高田の状況や親類関係に精しい人なので、昔話が中心になります。
彼は津波で奥様と自宅、ガラス屋の店も失ってしまい、今は千葉県に住む長男一家のところに同居しています。とても現実的でしっかりした人ですが、一方かなりの皮肉屋で神信心その他については懐疑的です。私とは共通性はない様なのですが、親戚の中ではこの人が昔から好きで、今もこうして一緒に巡礼をしています。どこだか分かりませんが似た所もあるのでしょう。
いつも一人でばかり行動していますが、こうして人と一緒に過ごすと言うのも、それぞれの違いがよく分かって面白いものです。あと5,6回は一緒に旅をすることでしょう。
これもベルガモットみたいです。
息子の恩師が秩父出身で、”秩父事件”を辿った自家本をお出しになりました。一人息子さんに血の流れを伝えたかったからと。私がバタバタしていた頃にいろいろ調べにいらしたので、お手伝い出来なかったのが悔やまれます。
的外れのコメントとは思いつつ、秩父と聞くとその方のことが思われます。