神戸っ子ランナーのマラソンブログ

六甲アイランドを中心に神戸市内でランニングを楽しんでいます。
マラソン大好きな市民ランナーのブログです。

長野マラソン2019~平成最後のフルマラソン~(後編)

2019-05-18 23:00:00 | レース
平成最後のフルマラソンになる第21回長野マラソンもいよいよ終盤になりました。
ゴールの長野スタジアムが見えてきて、あと1kmの表示を過ぎた時、
背後から何か賑やかな声がするので振り返ると
Qちゃんこと高橋尚子さんが大きな声で励ましながらランナー集団がやってきました。


第20回大会の昨年もラスト2kmでこの集団に拾ってもらい、
最後は高橋尚子さんにゴールまで引っ張ってもらって、一緒にゴールさせていただきました。
今年はいつもと彼女の動きが違うので、走らないのかなと思っていたところ、
最後の最後に走り出したようです。

もうこうなったら去年同様、このグループに入って彼女に引っ張ってもらおうと
私もこの集団に入りました。
そして彼女のすぐ後ろの位置をキープしながら、ゴールまで一歩一歩近づいて行きました。

(高橋尚子さんは今回で10回目のゲストになるため、シルバーゼッケンになりました。


いよいよ長野スタジアムに入りました。
ゴールが見えてきたとき、彼女が「さあみんなで手を繋いでゴールしましょう!」と叫び、
すぐ横にいた私はラッキーにも彼女と手を繋いでゴールすることが出来ました。
(去年は隣の隣でしたが・・)



ゴール後に改めてハイタッチ!


競技場を出たところで昨年スポーツ紙に一緒に取材を受けた時に知り合った
地元のランニングクラブのメンバーと再会することが出来ました。




これでようやく21年目の長野マラソンが無事終わりました。
そして平成最後のフルマラソンもこれで終了しました。
20年以上走り続けてきましたが、
フルマラソンは今回のゴールで、
ちょうど70回目の完走になりました。

令和時代が幕を開けましたが、今後も健康に気を付けながら
さらに精進し、100回完走を目指して頑張っていきたいと思います。

(次回予告)
次回は8月末の北海道マラソンに出場予定です。


長野マラソン2019 ~平成最後のフルマラソン~(前編)

2019-05-01 21:10:45 | レース
平成が終わり、新時代・令和が幕を開けました。
約半年ぶりの久々の投稿になりましたが、走っていなかった訳ではなく、
昨年夏の北海道マラソン以降は秋から冬にかけて
下関海響マラソン、大阪マラソン、NAHAマラソンと参加してきました。
ただ単にブログ更新をサボっていただけなので、
アクセスしていただいた皆さんにはお詫び申し上げます。

今回は、平成時代最後のレースになった毎年恒例の長野マラソンをレポートしたいと思います。
昨年のこの大会は20回記念ということもあり、
第一回から参加している私は20回記念オリジナルTシャツを着用して走り、
終盤にコース上で高橋尚子さんに出会い、
一緒にゴールするという非常にラッキーで印象に残る大会になりました。
連続出場者ということで取材を受け、スポーツ紙に大きく掲載されたことも良い記念になりました。

さて今年は第21回大会ですが、
まずは当日何を着て走ろうかということを前日まで迷っていました。
前夜夕食を済ませ、長野駅前の雑貨屋に入ったところ、ちょうど良いシャツを見つけたので
これを着用して走ることにしました。


そしていよいよレース当日になりました。
もうすっかり定着したスペシャルゲスト・高橋尚子さんに見送られながら
長野マラソンはスタートしました。




今回の目標としては、
2月末から約一ヶ月間腰痛に悩まされ、この期間はほとんど練習が出来なかったので、
とにかくゆっくり走って、無事完走するということだけを考えていました。

序盤の善光寺参道は毎回、沿道から大声援をいただき、非常に楽しいポイントです。



走っていると、沿道からは私のTシャツを見て、
「ありがとう平成、頑張れ~~!」とか
「平成、頑張れ!」とか予想以上に有難い声援をたくさんいただき、
私(平成?)も手を振って応えました。(笑)
このTシャツがこんなに好評とは意外でした。

(エムウェーブ前は桜満開でした。)


(約20km地点の五輪大橋です。)


練習不足の上、長い距離走もやっていなかったので不安がありましたが、
なんとか無事、中間地点を通過し、レースも後半になりました。

25km地点のホワイトリングを通過し、堤防道路を走っていると
27km地点の橋の上で高橋尚子さんが
ランナーにハイタッチしながら応援してくれていました。



私もハイタッチしてパワーをもらいました。
彼女は毎年だいたい32km地点あたりでハイタッチをしながら応援してくれて、
そのあとゴールまで走るというのがいつものパターンでしたが、
この位置にいるのは何かいつもと違うなと感じていました。
足を痛めているという情報もあったので、
ひょっとしたら今回は走らないのかなと思っていました。




そのまま足を進め、30km、35kmを通過して、徐々にゴールが近づいてきました。
ただ去年はあと5kmの地点以降、足が攣ってかなり苦しい思いをしたので、
昨年よりも練習が出来ていない今回がこのままいくはずが無いという不安がありました。

嫌な予感は的中し、やはり徐々に足が重くなり、ペースが落ちてきました。
平成最後のフルマラソン、簡単にはゴールさせてくれません・・・。
そしてようやく40kmというところで、またも高橋尚子さん登場!
本日2度目のハイタッチです。


彼女が40km地点のここにいるということは、
少し残念ですが、やはり今日は走らないんだなと思っていました。

そしてあと1km地点を通過。


このあと予想外の嬉しいハプニングが・・・。

(後編に続く)

北海道マラソン2018

2018-09-09 20:00:00 | レース
久々の投稿になりました。
8月末、平成としては最後の開催になる北海道マラソンに今年も参加してきました。
平成16年より毎年の恒例行事になり、15年目の北海道になります。
(3年前のみ腰痛で欠場し、応援にまわりました)

今大会は2年後の東京五輪の代表選考会・MGC出場権獲得の対象レースのため、
世間の注目は同日に開催のアジア大会(女子マラソン)以上だったかもしれません。

今年も去年と同様、普段の練習パートナーN里さんと一緒に参加しました。


大通公園のテレビ塔でスタートまでのカウントダウンが始まりました。


気温は昨年とほぼ同じ24℃と少し暑いコンディションでスタート!
スタートラインを越えるのに3分以上かかりました。




レース前はN里さんと一緒に走るプランでしたが、
私が後ろのブロックでスタートが遅れるため、まずは彼女を追って、見つけなければいけません。
しかし、スタート直後からしばらくはランナー渋滞が続き、なかなか前に出られません・・・。
さらに序盤は暑さと高い湿度のせいか、着用しているシャツが重くなるぐらい汗をかき、
前途多難な雰囲気の中、彼女を追っていきました。




17kmあたりでようやくN里さんの後ろ姿を発見!


新川通りの向かい側から女子のトップランナー(天満屋)が走ってきました。


注目の初マラソン、鈴木亜由子選手(日本郵政G)は2位で通過!


N里さんとしばらく一緒に走りましたが、彼女のペースがなかなか上がりません・・・。
後ろを気にしながら走っていましたが、20kmあたりの給水ポイントで、はぐれてしまいました・・・。

ここからまた単独走になり、この長い長い新川通り(往復約13km)を前に進んでいきました。


ようやく25.7kmの折り返し地点です。



この折り返し地点の手前で反対側のコースから東京から来ていた女子ランナーが声をかけてくれたので、
彼女に追いつこうと少しペースを上げました。
ところが、なかなか彼女の姿が見つけることが出来ず・・・。
そうしているうちに新川通りを走り終えてしまいました。

いよいよ終盤に差し掛かりましたが、まだペースは落ちず、あと5kmになりました。


ゴール前のラストスパート!


そしていよいよ大通公園が見えてきて無事ゴー-ーーール!





記録を確認しましたが、後半にペースが上がり、いい感じでビルドアップになっています。


ゴール後に仲間たちと出会えて記念撮影!(去年と同じメンバーです。)


ちなみにこれが去年の写真です。
なんと偶然にもテレビ塔の時間が同じ(1時54分)でした。(笑)


男子は岡本直巳選手(中国電力)、
女子は注目の初マラソン、鈴木亜由子選手(日本郵政G)の優勝でした!


レース後のお楽しみはフェアウェルパーティー!
まずは男子優勝者及び入賞者の表彰です。


続いて女子の表彰です。


そしてMGC出場権を獲得した選手がステージに並びました。(男子4名、女子1名)
この中から東京五輪のマラソン代表が選ばれるかもしれません。



女子優勝の鈴木亜由子選手とのお宝写真です。
彼女には、ぜひ東京五輪代表になって欲しいですね。


会場内でランナー仲間と!


フェアウェルパーティー終了後は各地のランナーとの打ち上げに参加し、楽しく交流しました。


今年も北海道マラソンを満喫出来た一日が終わりました。
毎回夏の修行のようなレースですが、まだまだ参加を続けていきたいと思います!

長野マラソン2018~20年目のゴール~(後編)

2018-05-27 00:18:20 | レース
40km手前あたりで何か後ろが騒がしいのでなんだろうと思い、
振り返ると大会のスペシャルゲスト・高橋尚子さんが掛け声をかけながら、
ランナーの大集団を引き連れて走って来るのが分かりました。

毎回、高橋尚子さんが、32km地点でハイタッチを済ませてから、
ゴールまで走って来るという情報は聞いていましたが、
同じタイミングになることは今まで一度もありませんでした。

まさに天の助け、マラソンの女神が舞い降りて来てくれたような心境でした。
もう足が痛いなんて言ってられません。

あと2kmをこのままゴールまで引っ張ってもらおうと
私もこの「Qちゃんの輪」の中に入りました。
そして高橋尚子さんのすぐ後ろのポジションをゲットし、彼女の後ろ姿を見ながら走りました。





高橋尚子さんはもう現役を引退して10年近くになりますが、
紛れもなく現役時代と同じあの独特のフォームで走っていました。

第20回の連続参加の記念すべきこの大会でこれ以上の贅沢はありません。
紛れもなくQちゃんのペーサーで、今ゴールまで邁進している状況が
信じられないというか夢のような時間でした。

彼女は大きな声で
「みんな、私から離れないで!」
「このままゴールまで行くぞ!」
など周囲のランナーを大きな声で鼓舞しながら走っていて、
ランナーたちはその度に
オー!と応え、Qちゃんを中心とする大集団は徐々にゴールのスタジアムに近づいてきました。


「みんなで一緒にゴールするぞ!」
と掛け声がかかり、いよいよスタジアムに入ります。


そして彼女を中心にみんなで手を繋いで感動のゴール!


みんな良い笑顔です。


みんなで一緒にゴーーール!!


ゴールしてから私を含め、一緒に走ってきたランナー達はQちゃんに駆け寄り、お互いを労いました。


ラスト2kmは思いがけない嬉しいハプニングが起こったので、
ゴールの瞬間は、20年目のゴールという感慨深いものはありませんでしたが、
完走メダルをかけてもらった時に徐々に実感が湧いてきて、こみ上げてくるものがありました。

20年目のゴール、なんとかやり遂げることが出来ました!
しかし、今回のゴールは本当に長年走り続けてきたご褒美だったと思います。


仲間たちとも労いあって記念撮影!


夕方からはフェアウェルパーティーに参加し、美酒をいただきました。


そして再び高橋尚子さんが登場し、会場内を盛り上げてくれました。


後日、関東版のスポーツ紙に結構大きく掲載していただきました。


こうして第20回長野マラソンは無事終わりました。
新聞記事にも書かれていますが、25回、30回とまだまだ頑張っていきたいと思います。
2019年の長野マラソンが今から楽しみです。

長野マラソン2018 ~20年目のゴール~(前編)

2018-05-04 00:56:27 | レース
また久々の投稿になりました。
アクセスしていただいた皆さん、申し訳ありませんでした。

4月15日に毎年恒例の行事、長野マラソンに参加してきました。
1998年に開催された長野五輪を記念して、
翌年の1999年にスタートしたこの大会も回を重ねて、今年で第20回になりました。
第1回から毎回参加を続けていましたが、我ながらよく続いたと思います。

今回は20回記念の節目の大会ということで、
毎回、沿道から熱い応援をしてくれて、
ゴールするまで背中を押してもらっている長野の皆さんに、
感謝の気持ちを表すメッセージをシャツに入れて走ろうと考え、
事前に特製ウェアをオーダーしていました。

今回は大会前にスポーツ紙の取材依頼がありましたので、
レースではもちろん無事走り切って、完走しなければなりません。
しかし、3月頃から仕事で多忙な日々が続き、ほとんど練習が出来ず、
疲れも溜まっていた上に、直前で久々の腰痛が出て、大会前は色々と不安を抱えていました。

(大会前日は毎年長野を共に走るランナー仲間と楽しい前夜祭&誕生会で盛り上がりました。)


(ここで、仲間にウェアを初公開したところ大好評!)


明日このウェアを着用して走るのは、さらに楽しみになりましたが、
あと当日の心配は雨予報の天候です。

天気予報が外れることを期待して、早朝に起床しましたが、残念ながら雨模様…。
スタート地点に向かう時には一旦雨が上がりました。


しかし、スタート前の整列時にはまた雨が…。


雨中のスタートとなりましたが、
今回もスペシャルゲストの高橋尚子さんに見送られて第20回長野マラソンが始まりました。


雨にもかかわらず、沿道にはたくさんの応援で溢れていました。
私は沿道の皆さんに手を振ったり、子供にハイタッチをしながら
ゆっくり走り、水溜まりで走りにくいコースを進んでいきました。

まずは善光寺近くの約6km地点で、
前夜祭でも一緒だった美女応援団から熱い声援を受けました。



このあとコース上で最も賑やかな善光寺参道では、沿道から多くの声援を受けながら、一気に坂道を駆け下りていきました。


今回は特製シャツを着ているせいか、
沿道からは「ゴールド、おめでとう!」とか「20年おめでとう!」という声援を多く受けました。
走っている途中に後ろから声をかけてくれたランナーもいました。
この方もゴールドゼッケンのランナーでしたが、走りながら少し話し、お互い頑張りましょうと言って別れました。

(エムウェーブの周りを走っています。)



20km地点辺りですが、楽しそうに走っていますね。(笑)



中間点を過ぎ、後半に入った頃、
4時間のペースランナー集団が近くにいることに気づき、この集団のペースについていくことにしました。
やがて雨も上がり、25km、30kmと同じペースを刻みながら進んでいきました。


毎回32km辺りには、
高橋尚子さんがハイタッチをして応援してくれるお楽しみポイントがありますが、
今回も期待どおり例年と同じ場所でハイタッチをしてパワーをもらいました。




堤防道路を走り、35km地点も無事通過。
このまま4時間ペーサーの集団のままゴールまで行けるかなと思っていたところ、左脚に異変が・・・。
あと5kmを過ぎたあたりから、左スネに激しい痛みが走り、一挙にペースダウン・・・。
まさに足が止まってしまったという感じでした。
ほぼ4時間ペースで走っていたので、1km5分35秒~40秒ぐらいだったのが、
途中止まったりしたこともあり、1km7分~8分ぐらいのペースになってしまいました。

あと5kmを切ったので、完走は大丈夫ですが、
20回記念大会なのに、こんなヨレヨレの状態でゴールするのかと思うと少し残念な気分になりました。

そして40km手前をスローペースで走っている時、何か後ろから騒がしい様子が・・・。
振り返ってみると、大人数のランナー集団が徐々に近づいてくるのが分かりました。
その中心にいたのは、なんと高橋尚子さんでした。
このあと予想もしなかった感動のゴールが待っていました。

(続く)