手技療法の寺子屋

手技療法の体系化を夢みる、くつぬぎ手技治療院院長のブログ

エコノミークラス症候群を予防するために ~ ふくらはぎのほぐし方

2016-04-23 20:59:10 | 治療についてのひとりごと
エコノミークラス症候群を防ぐために、足首の曲げ伸ばしがすすめられています。

けれども、ふくらはぎの筋肉がコッて硬くなると、せっかく動かしても効率がよく循環を促せない可能性があります。

また、手でコリをほぐそうにも、深いところまでは届きにくいもの。



そこで、シンプルで楽にコリをほぐす、4つの方法をご紹介します。

いずれも適度な刺激は、イタ気持ちよいていど。

時間は1~3分、あるていどスッキリすればよいでしょう。

コリをほぐした上で足首を動かせば、より効果的に予防できるはずです。



◆ イスに座って (刺激の強さ 軽~中)

1.イスに座り、ふくらはぎを反対の膝のお皿の上にのせる。

2. 両手を組んで、スネのまん中あたりに当てる。

3.ふくらはぎをお皿に押しつけ、上下左右に動かす。あるいは足首を曲げ伸ばししてコリをほぐす。






◆ 四つばいで (刺激 中~強)

1. 四つばいになり、ふくらはぎの上に反対の膝のお皿をのせる。

2.のせたお皿に、少しずつ体重をかけて押さえる。

3.必要なら、そのまま上下左右に動かしてコリをほぐす。



♪ 比較的健康な方向けです。



◆ あお向けで 1 (刺激 軽)

1.あお向けになって片膝を立て、お皿の上にふくらはぎをのせる。

2.ふくらはぎをお皿に押しつけ、上下左右に動かしてコリをほぐす。



♪ ご年配の方でもやりやすいです。



◆ あお向けで 2 (刺激 軽~中)

1.未開封のペットボトル(丸くてハードなもの)や水筒など、円筒状のものを準備する。

2.あお向けになり、ふくらはぎをペットボトルの上にのせる。

3.さらに刺激が必要なら、反対の脚を交差させてのせる。

4.そのままふくらはぎを上下左右にゆらす。

5.あるいは足首を曲げ伸ばししてコリをほぐす。



♪ 本などで高さをつければ、よりやりやすく、また循環の助けにもなります。

♪ 膝が曲がらない方はこの方法で。



■ ふくらはぎをほぐせば、身体の疲れが和らぐだけでなく、気持ちもリラックスしやすくなります。

このたびの震災で被災された方々の、お役に立つことができれば幸いです。

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