手技療法の寺子屋

手技療法の体系化を夢みる、くつぬぎ手技治療院院長のブログ

メソッドと触診

2017-01-03 21:09:45 | 治療についてのひとりごと
手技療法には、ABCメソッドやEFGコンセプト、なんとか式、かんとか流といったものがたくさんあります。


それらメソッドというのは、既製品のズボンのようなもの、とも例えることができると思います。

ズボンは同じデザインでも、いくつかサイズがあって、私たちそれぞれの身体の大きさに対応できるようになっています。


けれども既製のサイズが、そのままで売りものになるとは限りません。

私の場合は残念なことに、必ず裾の「お直し」が必要です。

でないと昔のお奉行のように、裾を引きずって歩かなければいけません


メソッドも同じように、いくつかのタイプやカテゴリーに分類され、それぞれにアプローチの方法が指定されています。

けれども指定された手順どおりにやっていれば、それでOKだとは限りません。

ズボンのお直しのように、その人にあった微調整が必要なこともあるでしょう。


メソッドは、身体を診る上での視点を提供してくれ、ある程度パターン化されることで思考の節約にもなる、とても便利なもの。

けれども、それを現場で使えるようになるためには、お直しの技術、微調整の技術を身につけておかなければいけないと思います。

手技療法の場合、微調整の正確さを左右するのは触診の力です。


そして、お直しの方法を覚えれば、いろいろなメーカーのズボンにも対応することができます。

同じように触診の力を上げておけば、その他のメソッドやコンセプトにも対応することができるはず。


ときどき、メソッドの手順さえ覚えれていればよいと思っている方がいるのですが、とんでもありません。

また、メソッドからメソッドへ放浪しているセラピストもいますが、それは触診の力が不十分なために、せっかくのメソッドを使いこなせていない可能性もあるのではないかと思います。


ですから、どのようなメソッドを使うにせよ、手技療法を用いる上で触診力はとても大切になります
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