スマイルズの世界的名著 自助論 知的生きかた文庫 | |
サミュエル スマイルズ | |
三笠書房 |
サミュエル・スマイルズの「自助論」にこう書かれてありました。
「政治とは、国民の考えや行動の反映にすぎない。
どんなに高い理想を掲げても、国民がそれについていけなければ、政治は国民のレベルにまで引き下げられる。
逆に、国民が優秀であれば、いくらひどい政治でもいつしか国民のレベルにまで引き上げられる。
つまり、国民全体の質が、その国の政治の質を決定するのだ。
これは、水が低きに流れるのと同じくらい当然の論理である」
怖い言葉ですね。
福沢諭吉の「学問のすすめ」は明治5年(1872年)に初編が発行されましたが、この「自助論」の日本語訳「西国立志編」も明治4年(1871年)に出版されています。
明治の青年たちはこの2冊の本を争って読んだといいます。
いい言葉がいっぱい詰まっているなかなかいい本ですよ。
そのいくつかを紹介しておきます。
「いまの生活が快適ならそれを維持し、あまりよくなければ改善していくべきだが、それには確実な方法がひとつだけある。勤勉、倹約、節制そして誠実という美徳を実践することだ」
「人に何かしてもらいたいと望むなら、自分が率先してそれをやるべきです。口先ばかり達者でも何の役にも立ちません」
「社会の中でわれわれが属している最小単位、すなわち家族を愛することが社会全体を愛するための第一歩である」
横オビにこう書かれてあります。
この本の「知恵」を盗め、「いいこと」は真似しろ!
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