南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

連合と労働運動

2006-07-10 20:58:27 | Weblog

今日は事務局会議で「連合評価委員会」の提言内容について、その意味するところをどうしたら産別役員や連合静岡執行委員、地協役員のみなさんに伝えることが出来るのかで大議論になりました。
モデル地協PJから出された答申書にも、『執行委員・産別の理解を深めてもらい、地協活動への積極的な参画と支援を求めたい。』とありましたので、まず事務局で議論を進めた次第です。

「連合評価委員会」報告に端を発して「モデル地協」構想が立ち上がった訳ですが、そもそもこの委員会報告についてどのくらい時間を費やしてきたのか。
残念ながら連合本部台の議論に終始し、産別内部や地方連合・地協台での検討や議論に時間を割いてきた形跡は見当たりませんでした。
これは大変なことを意味します。

「連合評価委員会」の提言は、『このままの連合運動ではもう駄目だ。企業別組合主義から脱却し、すべての働く者が結集できる新組織戦略を。』というところに大きな着眼点があるからです。
これはある意味産別活動や単組活動を否定することだと誤解されがちです。
だから、『労働運動の中における【単組の役割】【産別の役割】【連合の役割】の再確認を行い、評価委員会提起の新組織戦略を真剣に議論』しなくてはならないのです。
私自身も単組の中にいてある意味恵まれた状況下で組合活動を長い間続けてきました。
が、単組を離れて零細中小企業で働く仲間たちのことを知るにつけ、あるいは労働組合の無い職場で働く人たちの労働相談を受ける機会が与えられたことで、初めて「連合評価委員会」の提言の意味するところが判ったような気がします。
事務局内での議論もまだまだ入り口、話し込んで話し込んで、そして皆さんの前に立てればいいなと思いました。