goo blog サービス終了のお知らせ 

日本の景観を探る

幼い頃、見た自然の風景、山、川、野、樹木、草花を求め歩き、今も残る季節の風情を、田舎の集落に探し,その記録を残す。

旧有備館の茶室

2009-12-30 09:06:53 | 昨日(過日)の風景


宮城県 大崎市 岩出山 旧有備館・庭園 自分を楽しませてくれた。

その中でも、この庭園の自然に調和している日本庭園が記憶に残っている。

他の本州の中の日本庭園は人為・作為的に造られ整然とされていて、確かに
美しいが、何かこの庭(有備館の庭)との差異を感じる。

この庭の島に、茶呑島(正式には御中島(茶島))の茶室があった。
華奢な造りで、茶室本来の姿を維持している。


橋をわたって、見学できる、写真はその茶島を覗く。





腰掛待合、茶室に付き物の路地などないが、竹垣と茶室。





みちのく特有の茶室様態か、瀟洒な感じのする茶室だ。




建仁寺垣風の竹垣とシュロ縄イボ結び、そして客が茶室に入るにじり口。






茶室の重要なアイテム にじり口(躙口)。

茶室には高さ・幅が60cmほどの小さな出入り口がある。
これはにじり口と呼ばれもの。
「にじる」というのは両拳をついて膝で進むような動き方のこと、にじり口を
通る時には文字通りそういう格好になる。

なぜこんな入りにくい構造になっているのか。
それは茶室が外とは別の世界という考え方があるから。

外のけがれをにじり口を通ることで落とす、地位・身分の高い人でも頭を下げさせる、という目的で作られたもの。
武士は刀を差したままでは入りにくくなっている。

・・・・・WEBで検索した・・・・・・


今後も、茶庭・茶室を勉強・鑑賞していきたい。


最新の画像もっと見る

1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
写真 (大上真吾)
2012-04-08 21:11:23
私はスエーデンに在住、空手の道場を経営、日本文化の紹介に励んでおります。茶室のことを、会報に紹介したく貴写真を拝見しました。写真を使用させていただけます様お願いもうしあげます。当方www.wadokai.se
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。