
宮城県 大崎市 岩出山 旧有備館・庭園 自分を楽しませてくれた。
その中でも、この庭園の自然に調和している日本庭園が記憶に残っている。
他の本州の中の日本庭園は人為・作為的に造られ整然とされていて、確かに
美しいが、何かこの庭(有備館の庭)との差異を感じる。
この庭の島に、茶呑島(正式には御中島(茶島))の茶室があった。
華奢な造りで、茶室本来の姿を維持している。
橋をわたって、見学できる、写真はその茶島を覗く。

腰掛待合、茶室に付き物の路地などないが、竹垣と茶室。

みちのく特有の茶室様態か、瀟洒な感じのする茶室だ。

建仁寺垣風の竹垣とシュロ縄イボ結び、そして客が茶室に入るにじり口。

茶室の重要なアイテム にじり口(躙口)。
茶室には高さ・幅が60cmほどの小さな出入り口がある。
これはにじり口と呼ばれもの。
「にじる」というのは両拳をついて膝で進むような動き方のこと、にじり口を
通る時には文字通りそういう格好になる。
なぜこんな入りにくい構造になっているのか。
それは茶室が外とは別の世界という考え方があるから。
外のけがれをにじり口を通ることで落とす、地位・身分の高い人でも頭を下げさせる、という目的で作られたもの。
武士は刀を差したままでは入りにくくなっている。
・・・・・WEBで検索した・・・・・・
今後も、茶庭・茶室を勉強・鑑賞していきたい。