貴重な・香川:凱陣 純米のおりがらみも入荷。
他にもまだまだ・色々あります。
美味い肴と美味い酒なら『きよかわ』へ。
お待ち申しております。
爪楊枝ののっている”芽かぶ”を細かく刻んで熱湯に入れて、さっと湯がく。
目の前で目の覚めるような緑に変わっていきます。
もずく、わかめ等と一緒に盛り、三杯酢で頂く。
好みで擂った山芋をのせてもよいでしょう。
木灰又は重曹を塗し、表面が出ないようたっぷりの熱湯をかける。
ラップなどで水面を覆い、そのまま自然に冷ますこと一昼夜。
その後何度か水を換えながら灰汁抜きをする。
この微妙な緑色がお伝え出来ているでしょうか?
それはもう鮮やかで深みのある色に変わります。
『石走る垂水の上のさわらびの 萌え出る春になりにけるかも』(志貴皇子)
芽吹きの季節は何かを予想させ、心も前向きになりますね。
そんな秘めた力が有るのにカロリーが低い。
そしてこちらも・・・
・常磐:真鱈昆布〆(肝、白子付き)
低カロリーで上質蛋白が摂取できます。
付いてくる肝は多量のビタミンA,Dを含んでいて、わざわざ肝油ドロップ等で売られる程の栄養源。
食が飽和状態になった現代だからこそ、選択したい食材達です。
矢鱈、滅鱈、鱈腹等の語源はこの真鱈からだと云われています。
大きく膨らんだお腹の中には、カニやえび、イカ、何と仲間のスケトウ鱈まで入っているというから驚きを通り越して呆れてしまう。
その分成長も早く、三年で50cm程にもなるそうだ。
淡白な白身は通常脇役に徹しているが、適度な大きさで透明感のある鮮度のものは、実は他に無い風味があって美味いのである。少ない旨味と多すぎる水分は昆布〆にすることによって見事別物になる。今回はそれに肝と白子を付けてと手の込んだ一品に仕上げました。
「一年に一遍でいいから主役になってみたい!」という、彼?彼女?の希望を叶えて、本日のお薦めに決定です! 是非。
(余談だか、体色や体形などの外見からはオス、メスを見分けることは出来ないらしい。)
・大分:真はた、皮はぎ、 のどぐろは銚子から。
今日も色々入荷してます。
春は芽を食べ、夏は葉を食べ、秋は実を食べ、冬は根を食べる。
何と無駄が無いのでしょう。
海にも芽が出ます。
今は茶色ですが、熱湯をさっと潜らせれば、それはもう鮮やかな緑に変身。
芽かぶともずく。中々食べる機会の少なくなった酢の物で。
子持ちの飯だこは今日も入荷。
お薦めの桜煮です。
今宵『きよかわ』へ。春を食べにいらっしゃいませんか?
昨日の三点盛です。
上 頭があるのが・愛媛:目光り
左下・和歌山:首折れ〆さば
右・大分:真はた
通常単に”刺身”といいますが、実は魚(の身質)によって切り方を使い分けているのです。
今回の目光り等の小魚は 細造りや糸造り。よくサヨリやキス等ににも用いられます。
さば等の身の柔らかいものには 引き造り、切り掛け造りといって、右端から包丁の重みろ利用して順に切っていきます。
似たものにマグロやぶり等に用いられる技法は、一切りごとに右に送って美しく整えていくので 平造り、小波造り等と呼ばれます。
比較的身の締りの良い(今回は真はた)魚に用いられるのが、へぎ造り。
薄く削り取る(繊維を断ち切る)ように切るからだといわれています。
他にも皮ハギやふぐ等に用いられる薄造り。
生で魚を食べ続けている日本人ならではの繊細な感性と心配りの成せる技。
大事にしていきたいものです。
素晴らしい釣り物の本まぐろ(27kg)が長崎壱岐から入りました。
大トロ、中トロ共、甘味を伴った上質の脂質とねっとりと肌理の細かい身質を味わって頂きたい。
大分からは白身の高級魚、真ハタ。 ビンビンに締まったのがお好きな方にお薦め。
豊富な旨味と歯応えがしっかりある、・和歌山:首折れさば、
函館:根ボッケ、昆布〆でもっちり美味い。
産地では昔から食べられていたそうですが、これはめったに有りません。鮮度バツグン良型の”目光り”を刺身で。
透明感のある小さな白身に、コリコリとした歯応えと優しく広がる旨味。
やっぱり厳冬期が一番美味しい!
勿論・氷見:寒ぶりも途切れず入荷。 すぐ売切れてしまうかぶと、カマも出ました。塩焼きで。
・千葉:金太郎いわし風干し 食べ応えアリ! 減塩、自家製です。
甘味の多い・群馬:下仁田ねぎを使った串カツ 再度。
間のお肉は、豚ロースを薄切りにし数枚重ねて巻いて刺してあります。この一手間が柔らかく食べ易い。是非!
二昼夜かけて灰汁出しをした・山形”わらび”をお浸しで。
ねばりと歯ざわりはこの時期だけのもの。 酒のお供のオツな一品。
今宵も『食う 飲む処 きよかわ』へ。
お待ちしております。
焼酎ブームで湧いていた頃、とある居酒屋で店員さんがM伊蔵の空き箱(桐の箱だったように思う)を2,000円で譲りますが・・と聞いて回っていた。 買った人がいたのかいなかったのか、それは気にしていなかったので判りません。
昨日の氷見ぶりが入っていた発泡(スチロール)です。
ナンとこの箱も2,000円で裏取引されるらしい。
何に使うか。それは勿論・・と、想像出来ちゃいますよね。
そりゃぁ氷見のぶりだって痩せているのもいるし、小型のものもいるでしょう。
が、この箱に詰めて何かをしようとする御仁は少なくとも魚を扱うプロだと思う。
(氷見ぶりの規格を知らないとは思えません)
産地が違っても自信のあるものなら堂々と売ればいい!
美味しい物は美味しいんですから。
素人さんを騙すようなことはけっしてしちゃぁいけやせんぜ。
お天と様はちゃぁんと見てます。
いつかは自分の身に跳ねっ返って泣きをみるのが落ち。
武士の町として発達した江戸には(江戸だからこそ)、献残屋という贈答(献上)品等を買い取る、今で言うリサイクルショップがあったそうです。そこでは中身は勿論、外箱なども買い上げていたといいます。 純粋に資源再利用のためだけだったと思いたい。でも結構人間の考えることは今も昔も変わらなかったりして・・・。
(しかし、焼酎の空き箱は誰が何のために買うんだろう・・・・。)
今回入り口に飾った大きなトレードマークのブルーの発泡は、皆さんに”氷見ぶり”の大きさを目で知ってもらうためですが、適当な時期が過ぎたら築地に戻します。
が、そんな思惑を知らないバイト君達。
いつものようにサッサとゴミ置き場に持っていって、シャッチョさんに大目玉をくらっていました。
気をつけないと君達が二枚に下ろされてこの箱に入れられちゃうよ!
その位大きいのです。