コタンクルカムイのまったり生活

野山の散策、小さな旅行、テニス遊びなど、札幌生活を不定期に掲載。
'06年版は「みみずく先生の日記」で。

伊予路てくてく - その4 大洲(4/26)-

2011年04月30日 | 伊予
今回は内子を省略して大洲に直行。
15年くらい前は内子の護国の町並みも静かで一軒一軒を覗きながら散策するにはよいところでした。
でも宣伝が行きとどいてきて観光バス用の駐車場までできるようになるとはっきり言ってもうダメ。
で、ここ数年はあちら方面は大洲のみです。
観光地風の沢山の見所が有るわけではないのですが、ここをトコトコ散策するのが好きです。
かつてはありきたりの風景であった町並みも今は次第に貴重になりつつあります。
暮らしとともにある土地の姿が好きなのです。


松山29
とはいえ、写真感性が豊かではない身としてはモデルとしてよい場所しかお話し出来ません。
大洲に行く大きな目的は臥龍山荘を訪れることです。
JR伊予大洲駅からとことこと街道筋のような商店街を歩いて、殿町の「たる井」で鰻丼を食べ、肱川を渡り、道の駅脇を通って臥龍山荘に向かいます。
四季折々、現役を離れたらこんな所に住めたらなとあこがれている場所です。
本宅は町場にあって、折々に数日間を過ごせたらこれほどの贅沢はないでしょう。
豪商ででもなければできません。
今は新緑の中にサツキが木漏れ陽を受けて綺麗です。

 
サツキならずともこの時期と秋に二度紅色になるモミジも素敵です。
「夏にはごく普通の緑色になるのですよ」とこの山荘の守り人のUさんに教えて頂きました。
Uさんはとても素敵なお若い方でこの山荘を訪れる楽しみの一つでもあります。
数年前から月曜日を外して訪問することを憶えました。
ここに観光バスが乗り付けて混み合う姿は見たくないものです。建物や庭の荒れも急速に進むでしょう。
どこの良き場所もそうして俗化して、通り過ぎるだけの観光地になってしまっていますから。


サツキのアップ。

 
山荘の外には大きな樹に絡まる紫色のフジの花と桃色のハナミズキが咲き、印象的でした。


民家の軒先でそっと咲いているハナダイコン。


肱川では高校生(多分)がカヌーの練習中。水に濡れてももうあまり寒いという時期ではなさそうです。
帰ってからニュースを見ていたらこの日は27℃くらいだったとか。

電線にとまったツバメの声を聞きながらもとの道を駅まで戻って、大洲訪問を終えました。

水曜日(27日)は昼頃の便で松山から日本アルプスの雪景色を見ながら札幌に戻りました。
のんびりとした5日間でした。

伊予路てくてく - その3 今治から大島(4/25)-

2011年04月29日 | 伊予
瀬戸内と言えば島でしょう。
島と言えばフェリーでしょう。
と言うことで今回は今治の向かいの大島に向かいました。
ホントはこの日は高知の牧野植物園に行くつもりでしたが、
夜の部にお約束があり、時間的に心配だったので近場の大島にしたわけ(根性無し!)。

松山18
今治港からはあっちこっちにフェリーが出ますが、大島までは片道17分です。
今治から来島海峡を挟んで対面する島が大島です。
遠くに来島大橋がかすかに見えるのがわかるでしょうか。


こっちは大島側で来島大橋を下から見たところ。


船は大島の下田水港に着きますが、ここには道の駅があって、魚介類を炭火焼きで食べられます。
でもこの写真の魚(コブダイ)は食べません。
人なつっこくアタマをなでてもらうのを楽しみに、長年(もう7,8年以上?)水槽の中で悠々自適です。
縄張り争いで大きな口の大きさを競う映像を見ますが、ここでは一匹なので残念ながら・・・。


フェリーはこれくらいの大きさ。60人乗り程度です。結構エンジン音がうるさい。

今治で今治タオルを買うつもりでしたが、手頃なお店が見つからず、結局松山三越でお買い物。

夜は一昨年結婚した後進夫婦と久しぶりの会食。
楽しい出会いだったので結構飲んでしまいました。
去年結婚した四国中央市に住む後進は仕事の都合で会えませんでした。残念!

伊予路てくてく - その2 千歳~松山(4/22, 23)-

2011年04月28日 | 伊予
千歳を 14:25 に発って、松山に向かいます。
悔しいことに窓の下は真っ白な雲が続き地上は見えません。折角楽しみにしていたのに。
瀬戸内海に入り、松山空港が近づき機の高度が下がってやっと島が見えてきました。
 
松山1 
東北大震災後の太平洋沿岸の悲惨な状態を衛星写真で見ていますから、可能性は低いとはいえ、瀬戸内に津波が来たらどんなことになるのだろうとつい気になってしまいます。

夜のお食事を仲間と昔なじみのお店で取りました。
マスターが亡くなって3年になりますが、お店もなんとか続けられています。嬉しいことです。
でも大変なんだろうな~。
明日は定年退職するテニス仲間のお祝いテニス大会です。

 
夜から朝にかけて結構雨が降ったようです。
お宿の玄関前にお花が咲いているのが見えたのでちらっとご挨拶
左の紫のお花はなんでしょう?
右はハナミズキ(Dogwood)。


それでも11時頃には雨が上がったので時間つぶしに近所を散歩します。
前回と同じく、何かお花はないかなと護国神社脇の愛媛万葉苑に向かいます。
途中の道路脇には八重桜がぽっちゃりと咲いていました。もちろんソメイヨシノはとっくに終わっています。

 
ここからは万葉苑の中です。
北海道の野の花は大分憶えましたが、四国は植生が全く違うので知らない花ばっかり。
それでも藤はわかります。右は案内板によれば月桂樹だそうです。葉っぱはわかりますが、花を見たのは初めて。

 
御幸寺山の斜面のクスノキの新芽がとってもきれいでした。言うまでもなく新緑の季節です。
トチノキの若葉は裏から見てもいいものです。札幌近郊のホオノキの新芽が楽しみです。


ツルニチニチソウだと思っているのですが、名札には「ツルギキョウ」とありました。
(投稿してから調べ直したら同じものなんですね。)


多分サツキ。
実はツツジとサツキの区別をよく知らないのです。
つつましいのがツツジ、大判で華やかなのがサツキ?

 

 
ここ四つは自信がない。右下はカラスノエンドウかしら?

去年訪問したのは5月後半ですから今回とは一ヶ月違い。でも木や花の様子はずいぶん違うものです。

午後からはテニスで遊んで、夜の懇親会に参加し、昨日のお店で二次会をやって、この日の行事は全ておしまいです。

今日4月28日は3.11東北大震災から49日目です。
49日の法要も執り行われたとニュースにありました。
亡くなられた方の冥福を心からお祈りします。
そして災害に遭われた地域が一日も早く復興されることをお祈りします。
放射線災害が一刻も早く収束しますように。

伊予路てくてく - その1 -

2011年04月28日 | 伊予
ほぼ一年ぶりに先週金曜日から今日まで四国は松山に出かけていました。
定年を迎えた仲間のお祝い会をするのが主目的。
実はこっちで同時期にちょっとした用事が予定されていたので、今年は参加出来ないな~と思っていたら、東北大震災のあおりで予定変更。さらにはいつの間にか千歳~松山直行便は再開されているは、マイレージサービスも季節料金が適用されているはで、急遽お祝い会に参加を決定。
ということで土曜日をメインに、月曜日に教え子夫妻に会うことをサブに、サクラの終わった伊予路に出かけました。
写真付きの報告は明日からのブログに順次掲載することにして・・・、今夜はお休みなさい。


春の花 - 4/19 北大構内 -

2011年04月20日 | 北大構内
冷たい風が吹いています。
そろそろかなと北大構内で花探しです。
例年は低温研側から入ってアズマイチゲなどを見てから南に下がりますが、今日は直接理学部ローンへ。

春の花1
ここ数年の春の定番その一は瑠璃春百合(ルリハルユリ)と勝手に名付けた Chinodoxa 君です。
曇り空なので瑠璃色に今一つさえがありません。


でもみんな健気に咲いています。


キバナノアマナちゃんも咲き初め。


堅いつぼみも多いのですが、ぱーっと日が差して暖かくなると一斉に咲いてくれるでしょう。

お花探しのついでに博物館に行って、鈴木章先生関連の展示を眺めてきました。
学内での関連研究分野の解説は微妙というかいささかの政治性が読み取れます。
ノーベル賞の受賞対象になったお仕事が行われた時期と受賞前後の時期の間にはずれがあって、過去と将来(予算獲得)のつなぎに気を使ったのでしょう。

降ってくる! - 4/18 宮島沼 -

2011年04月18日 | 野山
宮島沼に出かけました。
午後2時間半ほどテニスで遊んで、日没近くにねらいを定めて。
(今日の日の入りは18時20分頃です。)
でも少し早め(5時半頃)についてしまったので車の中で時間を潰します。
マガンのねぐら入りを見るのは初めてなので一生懸命空を眺めます。
6時近くまではパラパラですが嬉しくてパシャパシャとシャッターを切ります。
初心者ですね~~。

お日様が山の端にかかる頃、どんどん戻りガンが増えてきます。

鳥1
17:58


18:18, 18:18
水面にはずいぶんお休みガンが増えました。お休みとはいえおしゃべり声はかしましい。
この後もっともっと多くなりましたが暗くなったので撮影は断念。
あ、ストロボ、フラッシュは厳禁ですよ。


18:18


18:21
鳥やさんは防寒着に身を固め、愛用のボーエンカメラでねらい打ち。
ワタシは寒さ(5℃)でふるえて退散の用意です。


18:24


18:24
水面近くになると鳥たちはヒラっと翼をはためかせて着水の用意。落雁状態を見るのは初めてです。
後から後から戻ってくるガンにすっかり感激してしまいました。


宮島沼湿地・水鳥センター
「今日の宮島沼」によれば、マガン約 70,000、ハクチョウ >500、ヒシクイ >120 だったそうです。

芽吹き

2011年04月15日 | 野山

札幌でもさすがに春の花の便りが聞こえるようになってきました。
フキノトウはもちろん、キバナノアマナやエゾエンゴサクなど。
そうそう、フクジュソウも。
このエフェメラル達はもうちょっととって置いて、今日は発寒川沿いと星置公園に出かけてみました。

芽1
左二つは梅。一番右はマメリンゴ。まだまだつぼみは堅い。


ヤナギはフワフワ花芽でぬくぬく状態だったり、ムシ君おいでと誘っているもの。


フキノトウはもう大分開いています。食用の採取には少しだけ上に上がらなければならないでしょう。
どこぞの庭から飛んできたクロッカスも。


星置公園ではミズバショウが開き始めていますが、ほとんどは左のように準備中です。

群れ鳥

2011年04月12日 | 野山
宮島沼には北に帰る鳥たちが集まってきているそうです。
今日は遠征テニス日なので厚真へお出かけでしたが、
途中千歳近くの畑でハクチョウの群れが集まっているのを見かけました。
鳥1



いわばもぐもぐタイムですね。
刈り取りの終わったトウキビ畑のようです。白鳥さんの落ち穂拾い。
ハクチョウの中にガンも混じっているようですが遠目なので種類まではわかりません。
下の写真で横一線に白く見えるものも全部ハクチョウですよ。

天気予報を見ながら週末から来週アタマにでも宮島沼にねぐら入りを見に行きましょう。

松山のサクラ

2011年04月07日 | 野山
札幌では櫻の盛りになるまではもう一ヶ月かかるでしょうが、四国・松山では満開だそうです。
旧友から道後の櫻の様子を送って頂きました(Y先生、有難う)。
今週末はきっとお花見をすることでしょう。
松山城のサクラも綺麗なんですよ。

さくら

ほかほか

2011年04月06日 | 野幌森林公園
この冬はすっかり野幌にはご無沙汰でした。
今日はホカホカと暖かい陽気だし、タイヤも夏タイヤに取り替えたことだし、お出かけしましょ。

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歩いていると冬モードでは汗ばみます。
足もとの雪はくされ雪で気をつけないとづぼっと足を取られます。



 
冬の間に雪や風で落ちた木の枝や何やらの実があっちにもこっちにも落ちています。
ゴジュウカラも肉眼ではわかりやすいのですが、写真にするとどうも・・・。