女として大阪で暮らす2

初心にもどり、ちゃんとブログをつくりたいですね。
たまに、読んでください。誤字脱字は、ご容赦くださいね。

白山神社(文鳥花子作)

2015-06-28 23:33:14 | 日記
のお守り神様、白山神社。
朴達の守り神様だ。

の子達が幸せになるように、通名がばれないようにいのった。
ちんばのおんなが祈った。

ちんばをひきながら、いのった。
”結婚できますように。”

白山さんは、やさしくいった。
”大丈夫ですよ”

やがて、素敵な男性がその女の結婚相手に選ばれた。
いざりの金さんだった。

男前で素敵な男性だった。村で一番の口がたちあたまのいいひとだった。
結婚式になった。

ちんばと、いざりはとても素敵な結婚をした。
幸せになるべき、子供を授かった。

それから村一番の金持ちになった。
白山神社は、とてもいい守り神になった。

ちんばの妹たちも、やっぱりねがった。
”結婚できますように”

そして素敵な、夜をたくさん迎えた。
それは、兄弟と営みの時間だった。

それから、妹たちも兄貴とすばらしい、楽しい人生を歩んだ。
村の神社の、白山さんはとてもいい。

今でも金さん、李さん、朴さんたちの守り神だ。
なんでも願いをかなえてくれる。

きょうも、素敵な朴さんが、お祈りしていた。

いたずら電話(文鳥花子作)

2015-06-28 11:18:44 | 日記
僕は、いたずら電話をした。
あさはやく、電話をかけて、一回だけならしてきった。

それを僕はすると、楽しかった。
どうせ、嫌がらせをするなら、電話だけでなくいろいろやりたかったが。

僕の体は、癌で侵されていたために、電話ぐらいしかいたずらできなかった。
そして、嫌いな女の悪口をよくいった。

あいつは、きたないとか、おかしいとか、変わっているとかいった。
うそをついてまで、その女をいじめてやりたかった。

いたずら電話は、毎月した、面白いので毎月したのだ。
僕は、80歳になるのに、気持ちはびんびんに立ち上がる青年だった。

近所のおばあちゃんからは、家に上がれといわれたりして、とてももてた。
僕は、若いころから、女に不自由しないもてもてのおとこだったのである。

金もあるので、みんながちやほやしてくれた。
でも、あの女だけは俺に冷たかった。

それがとてもくやしかった。無視したから、いたずら電話をしたのだ。
それから、そこにくるようにいやなセールスも仕込んでやった。

いろいろしたがその女は、なんともないように暮らした。
いたずら電話も、決してわからないと思ってかけ続けた。

しかし、その女は、あるときに探偵を使い、いたずら相手をみつけた。
僕なのだ。そして、その女はなんともないような風にして、遠くの町に消えた。

僕はいたずら電話が、とても楽しくてやめられなかった。
また、新しいターゲットをみつけようとした。

しかし、僕はあるときに息子から言われた。
癌なのに、どうしていたずらばかりするのかと、不思議がられた。

僕は、命が長くないのは知っていた。
だから、生きがいのいたずら電話は、やめなかったのだ。

ストーカー(文鳥花子作)

2015-06-28 06:27:33 | 日記
私は、ストーカーなのだ。
たぶん恋愛などには、無縁のストーカーだ。

愛する人はたくさんいたが、本当に愛したことはない。
情愛を交わしたことはたくさんあるのだが、本当に人をいとおしくは思えない。

子供のころからの、遊び相手ならたくさんいた。
体を合わせる相手なら、たくさんいて性の処理はなんとかなった。

しかし、女をいとおしく思い、いたわり愛せない男であった。
それは、母のことを思い出すとそうなったのかもしれなかった。

母は、子供のころ僕たちを捨てて、遠くの町に行った。
僕は父親の愛だけで、育てられたので、女の優しい愛をしらないのだ。

女を大切にできないのも、たぶん母親のせいだと感じた。
やさしくできない、性の処理の相手とか、遊び相手ならいいのだが。

一緒にすんで、お互いに愛し合い、いたわりあうことができない。
もちろん、そうしたいのだが、僕はできないのだ。

自分の縄張りを荒らされたくないし、女とずっといると苦痛になるのだ。
一人でのんびりしていたほうが、きっと自分にはあっていた。

好きなときに、情愛を交わすことのできる女友達はたくさんいたのだ。
だから、結婚はできないし、しなかったのだ。

だから、あるときから僕は、お酒をたくさん飲むようになった。
そして、自分には有り余る金があっても、心のそこから楽しくはないむなしさをかんじていた。

そんなときに、僕は偶然君を知った。
君は、貧乏で貧しくそれでも、楽しく生きていた。

あるときには、僕をたまにみにきてくれた。
僕はうれしかった。本当の恋をした。

その人なら、一緒に旅をしたり、同棲したりしたらとても楽しく生きていけるような気がした。
しかし、ある事情があり、一緒になれなかったのだ。

僕はあきらめることはできなかった。お金の力でその人を、干渉した。
探偵をつかったり、あるときは、そっと車から、その人をみていた。

それだけで、僕は心がおどった。
その人も、ずっと一人でくらしているひとだから。

一緒になれないまでも、その人を遠くから思い、私は人生をおわろうとおもった。
人生の目的はなにもなかったが。

その人を遠くから、愛することで僕は、満足した。
やがて僕は、癌になって死んでいったが、その人生を満足しておえたのだった。

かなわぬ恋(文鳥花子作)

2015-06-28 06:05:12 | 日記
人を好きになるのも、愛するのも偶然だから。
そして、かなわぬ恋とやらをするやからも、たくさんいる。

年齢とか、容姿とかそういうものではないが。
人を好きになるときがある。

おじいさんがおばあさんをすきになるように。
おじいさんは、死ぬ前にお酒をたくさん飲んで、毎日あばれていた。

夜中になると、叫んだ。
「おばあちゃん、おばあちゃん」

かなわぬ相手に、最後の精液をふりかけるように、手淫をした。
一滴の汚液をだすために、手淫をした。

おじいさんは、自分の顔をしらなかった。
薬とお酒で気持ち悪いほどに、しわがより目がくぼみ骸骨のようなかんじだったのだ。

おばあちゃんも、決してきれいなわけでないが、普通の容姿をしていた。
おじいちゃんは、それでも、そのおばあちゃんを思うと、酒を飲んで薬をした。

たまに、村の若い女たちを呼んで、どんちゃんさわぎをした。
そして、できないなりに、手淫をした。

おじいちゃんのそれは、できないまでも膨らんだが、手淫をするだけの代物だった。
夜中に、叫んでは、迷惑をかけ続けた。

そして、おばちゃんは、ある日遠くに引っ越しておじいちゃんは、ショックをうけた。
それでもあきらめきれずに、おばあちゃんの売春婦をさがした。

そっくりなおばあちゃんをさがした。
かなわぬ恋だけど、手淫をするときは、そのおばあちゃんのことを思った。

今でもそのおじいさんは、最後の子種を宿すごとく、夜中にさけぶのだ。
「おばあちゃん」

恋をするには、おそすぎる、そしてかなわぬ恋ならおじいちゃんは天国でかなえればいい。
みんなは、そう思ったが、恐ろしいので、だまってみていた。

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