続：民度について

昨日の記事で、私が、
「アメリカ人は日本人より民度が高い」
という印象を持たれた方もいるかも知れませんが、それは誤りです。

　私は、「政治に興味を持てない」点が日本人の民度を落としている、と言う解釈でものを言ったのであって、あのムービーにも出てきたように、「戦争での武勲」や「国連に逆らえる」ことがステイタスになり、「軍が大きな影響力を持っている」ような「独善的」な国が、決して”民度”が高いと言っているのではありません。

　日本のように、戦争を放棄することが文化的かというのはさておき、少なくとも「世界の利益」よりも「国益による環境汚染」を容認するような国が民度が高いとは、私は決して思いません。

　今、私たちの生活は、ずいぶんとアメリカナイズされていると言っても過言ではありません。
　利益の追求や自由主義もいいですが、彼らの言う「個性礼賛」の行き過ぎが、現在の学力低下を招いたのは明かですし、はき違えた「自由、平等」が若者の荒廃を招いたというのは言い過ぎでは無いでしょう。

　今一度、日本のわびさびとか、集団的な幸福論、八百万の神に見られる自然崇拝などを見直す時期に来ているのかも知れません。

民度について

＊まだ書き方を模索している最中につき、語尾が安定しませんが、よろしくおつきあいください。

　さて、昨日のネタにした、中国人。
　かの石原慎太郎氏はこういわれています。民度が低いと。

アジア・カップ中国人観客ブーイング問題　石原都知事、中国に不快感


みんど 【民度】<>

ある地域に住む人々の、生活水準や文化水準の程度。

大辞林 第二版 （三省堂）より抜粋

　つまり、石原氏は文化水準のことについて言ったわけですね・・・ま、いろいろこの発言について批判も出ているようですが。私は賛同します。
　それはともかく、下のflashをちと見て頂きたい。

JibJob Presents "This Land"
日本語訳　Scumbag　04/07/24の日記より

　子供のけんかのように、低レベルな罵り合いをする、ブッシュ現大統領と、民主党・ケリー候補。
　私としては、ケリー候補が”名誉負傷章３回受賞”をやけに強調しているところが、まだネタが少ないんだろうなと言うことを思わせて、作成者の苦労が忍ばれます。

　さて、このあまりにも有名なflashムービー、すでに１千万人以上に見られているそうで。世界をあわせるともっと多いのでしょうね。このように、大統領選挙という政治ネタでここまで盛り上がれるアメリカ人。
　では、日本人だったらここまで話題に上るでしょうか？
　あまりに短絡的で申し訳ないのですが、次のようなflashがあったとします。

　小泉首相と民主党・岡田代表が子供のけんかをするFlash。

　どこまで話題にあがるでしょうか？いったい何人の人が見るのでしょうか？

　政治というのは、人間が文化的活動を安定して行うためにはどうしても必要になる、とても重要なシステムです。
　人のふり見て我がふり直せ　
　日本人の民度、今一度考えてみるのもいいかもしれません。