最近はめっきりデジカメを使うことも少なくなってしまいまして、以前に買ったIXYもすっかり放置状態です。元々写真を撮る方じゃありませんでしたので、携帯電話でたまーに撮るくらいの写真生活を送っていますけれど、これも一眼レフとかの高級機を買えば少しは意識が変わるかな?などと、何でも形から入る私としては思っています。
そのデジタル一眼が流行り出す少し前あたりから、デジカメ写真の画像フォーマットとして「Exif」という規格をぼちぼちと聞くようになりました。何でも、撮影画像に様々な撮影時の情報を付加できるとかで、例えばこんな製品も出てきています。
ソニー、GPSユニット新製品 単体でデジカメ写真に位置情報付加 ITmedia
ソニーは2月26日、デジタルカメラで撮影した写真などに位置情報を付加できる「GPSユニットキット」新製品「GPS-CS3K」を3月13日に発売すると発表した。従来製品よりGPSの感度を高めたほか、メモリーカードスロットを搭載。単体で画像データにGPS情報を付加できる。1万8900円。
一定の間隔で今いる位置座標・・・緯度と経度を記録しておくという製品ですが、撮った写真の時刻と記録してある位置座標の登録時刻を照合し、Exif情報に位置座標をまとめて追記するという使い方をします。これがあれば、その写真がいつ、どこで撮られたものかが記録に残しておけるので旅行の記憶がより思い出しやすくなりますし、資料の整理や当たりをつけるのも楽になりそうです。
では、Exifではこのほかにどのような情報が記録できるのでしょうか?・・・と言うことで、調べてみました。
撮影日時 ・撮影機器メーカー名 ・撮影機器モデル名 ・画像全体の解像度
水平・垂直方向の単位あたり解像度 ・撮影方向 ・シャッタースピード
絞り(F値) ・ISO感度 ・測光モード ・フラッシュの有無 ・露光補正ステップ値
焦点距離 ・色空間(カラースペース)
列挙してみると、これだけでも十分多いような気がしますけれど、実際に用意されているタグはもっとたくさんあって、もっとたくさんの情報を入れ込むことも可能です。位置情報もここにはあげられていませんよね?
ところで、Exifのファイル拡張子はなんぞやといいますと、これが普通のJPEGなんです。確かにデジカメ写真をメモリーカードから直接読み出しても、変換無しでそのまま読めますよね。Exifというのは、あくまで「JPEGやTIFF画像に、適切に情報を付加するための統一規格」。ただ、これがあるおかげでJPEGがただの画像ファイルの次にいけたことは事実ですので、日本発の割とすごい規格なのですよ?
これらの情報の有効な使い方としては、撮影時の状況を判断し、最適なフォトレタッチを施すというソフトウェアが存在するらしいです。また、大量の情報が付加されていることから、Exifからの情報流出を防ぐために情報を削除するソフトウェアもあるとか。・・・便利になるというのは、一長一短なんですかねぇ。