「レイズ・フォー」は、以下三人のトリオ演奏。
セロニアス・モンク(p)
ラリー・ゲイルズ(b)
ベン・ライリー(ds)
自動小銃を肩にかついだまま、セロニアス・モンクはピアノを弾く。
ピアノのうえには、酒瓶や双眼鏡。
「アンダーグラウンド+3」(1967 CBS)で、テナー・サックスは、チャーリー‥ラウズ。
「イージー・ストリート」で、ピアノとベースのデュオになるところがある。
昨日聞いたケニー・ドリューとニールス・ペデルセンとは、おもむきが異なる。
こまやかな感情は、表面化していないように感じる。
ソニー・ロリンズの「橋」は、1962年のレコーディング。
姿を消していたソニー・ロリンズは、1961年秋に復帰。
復帰しての作品で話題になった。
親しみやすさを感じたアルバムだった。
「橋のあと:After The Bridge」(RCA)は、1964年のレコーディング。
「橋」のあとの演奏だからとのネーミングだろうか。
1964年に録音をされてはいたが、世に出たのは、1981年になってのこと。
「The Alternative Rollins」との名前でリリースされた。
その日本ヴァージョンが「橋のあと:After The Bridge」という次第
ねむっていた音源からアルバムが作られたわけだ。
「アフター・ザ・ブリッジ」は、1964年の1月から7月にかけての5回の録音によっている。
演奏しているのは、曲によって異なるが、以下の顔ぶれである。
ソニー・ロリンズ、サド・ジョーンズ、ボブ・クランショウ、ロイ・マッカーディ、ハービー・ハンコック、ロン・カーター、ジム・ホール、デビッド・アイゼンソン、テディ・スミス、ステュ・マーティン、ミッキー・ロカー。
アルバムは、CD2枚組。
〈ディスク1〉
1.52丁目のテーマ
2.ジャンゴ
3.ナウズ・ザ・タイム
4.アイ・リメンバー・クリフォード
〈ディスク2〉
1.セント・トーマス
2.アフタヌーン・イン・パリ
3.フォア1
4.フォア2
5.・ワンダーランド
6.星に願いを
7.トラベリン・ライト