“アジト”にて

2024-05-05 | 【断想】音楽

 「レイズ・フォー」は、以下三人のトリオ演奏。
 セロニアス・モンク(p)
 ラリー・ゲイルズ(b)
 ベン・ライリー(ds)
  自動小銃を肩にかついだまま、セロニアス・モンクはピアノを弾く。
 ピアノのうえには、酒瓶や双眼鏡。
 「アンダーグラウンド+3」(1967 CBS)で、テナー・サックスは、チャーリー‥ラウズ。
 「イージー・ストリート」で、ピアノとベースのデュオになるところがある。
 昨日聞いたケニー・ドリューとニールス・ペデルセンとは、おもむきが異なる。
 こまやかな感情は、表面化していないように感じる。


「アフター・ザ・ブリッジ」

2024-05-05 | 【断想】音楽

 ソニー・ロリンズの「橋」は、1962年のレコーディング。
 姿を消していたソニー・ロリンズは、1961年秋に復帰。
 復帰しての作品で話題になった。
 親しみやすさを感じたアルバムだった。
 「橋のあと:After The Bridge」(RCA)は、1964年のレコーディング。
 「橋」のあとの演奏だからとのネーミングだろうか。
 1964年に録音をされてはいたが、世に出たのは、1981年になってのこと。
 「The Alternative Rollins」との名前でリリースされた。
 その日本ヴァージョンが「橋のあと:After The Bridge」という次第
 ねむっていた音源からアルバムが作られたわけだ。
 「アフター・ザ・ブリッジ」は、1964年の1月から7月にかけての5回の録音によっている。
 演奏しているのは、曲によって異なるが、以下の顔ぶれである。
 ソニー・ロリンズ、サド・ジョーンズ、ボブ・クランショウ、ロイ・マッカーディ、ハービー・ハンコック、ロン・カーター、ジム・ホール、デビッド・アイゼンソン、テディ・スミス、ステュ・マーティン、ミッキー・ロカー。
 アルバムは、CD2枚組。
 〈ディスク1〉
 1.52丁目のテーマ
 2.ジャンゴ
 3.ナウズ・ザ・タイム
 4.アイ・リメンバー・クリフォード
 〈ディスク2〉
 1.セント・トーマス
 2.アフタヌーン・イン・パリ
 3.フォア1
 4.フォア2
 5.・ワンダーランド
 6.星に願いを
 7.トラベリン・ライト