ソシンロウバイ（素心蝋梅）

ロウバイの頃になると「素心」の意味が取り沙汰される。
普通には、素の心、混じりけの無い意味だから、黄色一色が正解だ…と。
これが正しい、だからアレは間違いだと言う話は、同意している者同士では面白いだろう。
何にも反対意見、少数派意見があるもので
その一つ一つに解を求めるのは、答えが一つしか無い数学とは違う。

幾つもの条件に合致しないと正解はない、と言う事でも無いだろうし
まして、権威者が話すことが全て正解と言う事でも無い。
京都では「ロウバイ」「ソシンロウバイ」「ウンナンロウバイ」の
三種しか名札は掲げられていないのは奇異だと感じるのだけれど
それとても幾つものロウバイの細分をする事への手抜きとも言えない。

そう思うと、花の名前一つで議論していることが空々しく思えてくるから
自分の基準で、自分で納得していれば良いのだろう。
但し、間違いに気付けば直さないといけないのだし、押しつけがましい言い方は慎まなければいけない。


ソシンロウバイはかなり遅くまで前年葉が残っている気がするが
花がここまで咲き上がっていると、葉は落ちてしまっている。

敢えて言えば、この画像は「ソシンロウバイ」の名札があった樹の花。













☆

この画像は「ソシンロウバイ」の名札があった樹の近くに植えられていたけれど
名札などなかった樹の花。
尤も、植物園でも全ての樹に名札を掲げるような愚行はしない筈だ。



咲き進むと黄色が褪せてくる。

ソシンロウバイ（素心蝋梅）　ロウバイ科ロウバイ属　Chimonanthus praecox f. concolor
（=Chimonanthus praecox f. luteus）
（2015.01.10　京都植物園）
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今年のソシンロウバイ（マンゲツロウバイ）