ハナニラ

大昔は荒涼とした海辺の雑木林があったし
古城川の周囲は葦が茂っていた

明石川の河口の西側は複雑な海流の影響で
かなりの水深があった為に海の色は黒く見えるほどだったし
砂浜も深くえぐられた部分と、長く伸びた部分が入り組んでいて
付近に余り民家はなく荒涼とした場所だった
今は、防潮堤が二重に作られ、その内側が海浜公園になっている

ハナニラは最初は誰かが植えたものだろう
今では飛砂に埋もれながらも大きな広がりになって
ところどころ真っ白に輝いている








下はほとんど砂混じりの土
他の植物は育たない場所だけれど、時には花壇から飛び出している

（2009.04.02　田町）
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