梅雨時に咲き始める夏の花。
晩秋の氷ノ山合宿で雪に降られた奥戸倉小屋で覚えた歌を今でも口ずさむ。
山仲間は今でも覚えているだろう。
今では歌うことは無くなってしまったけれど、ふっと思い出す一つのエピソード。
毎年、冬山には行けなかったけれどスキー三昧だった気がする。
オープンスキーと銘打って一般の人たちの参加を募って、信州・蕨平にお連れしたのは
クラブの運営資金の調達が主目的だった。
現地の民宿と契約、30~40人を引率して、ゲレンデではスキー指導もする…と言う、
今では考えられないことを平気でやっていた。
男子しかいなかった大学だから、神戸女子薬科大との合同ハイクが当然の如く…だったし、
スキー合宿も同じ場所を選んで実施していた。
前の年の晩秋に覚えた「ネムノキ」と言う失恋の歌を、
これまた当然の如くその合宿でも歌唱指導と称して得意げに歌い、教えた。
歌集から幾つかの「新曲」を抜き書きして謄写版印刷…、
「ネムの木」と書かれた文字が、インクの擦れで、「私」という字に見えたとかで、
誰言うと無く「私の木」になってしまった……。
ただ、私がネムノキには会えたのは学生時代ではない。
ネムノキ(合歓木)マメ科ネムノキ属 Albizia julibrissin
(2011.06.30 明石西)
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