HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

カラスザンショウ

2015-12-20 | 木本 冬芽・葉痕

時々須磨でお目にかかるご夫妻に『ロウバイが咲いてますよ…』と声掛け頂いた。
先週よりも当然花数も増えていた。
去年の惨憺たる有り様をご存知だから、大満足です…と話された。
冬は花が少なくて…の話から、冬芽・葉痕の楽しみまで繋がったので
   東門まで戻ってカラスザンショウの冬芽。
ここにいたアゲハの幼虫は鳥に啄まれたかも知れないし、どこかで蛹になっているだろうか。

葉は一枚も残っていなかったから顔がハッキリ見えていた。
私は隣のサンショウと温州蜜柑の冬芽を撮っていた。








(2015.12.20 須磨離宮公園)

小葉はなくなったけれど葉柄だけが落ちずに残っていた。

既に葉柄が落ちた場所には、愉快な顔が並んでいる。
木はまだ1㍍には満たないけれど、顔も棘も一人前だ。








(2015.12.14 須磨離宮公園)


牡丹園の北側にバタフライガーデンを作る作業が始まったのは六年前だったか。

取り敢えずの完成は見たし、幾つもの蝶はそこに卵を産み付けて
羽化した成虫がまた、同じ場所に卵を産んだ。
ただ如何せん広さはない。

そこで空いていた東門近くの場所に、蝶の好む柑橘系の樹木や
食草類を植える計画が持ち上がり体裁は整った。
まだ幼苗だけれど、花の咲いたフジバカマにアサギマダラが飛来したし
一㍍に満たないカラスザンショウにも何匹かアゲハの幼虫が這い回っていた。






蝶の羽化も楽しみだけれど、私には座って撮れるカラスザンショウの
冬芽と葉痕の方が楽しみだ。












幼苗だけれど棘は鋭い。




葉柄はまだ残っているけれど、小葉はほぼ食べ尽くされてしまっている。


カラスザンショウ(烏山椒)
ミカン科サンショウ属 Zanthoxylum ailanthoides
(2015.11.03 須磨離宮公園)
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今年冬の葉痕



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