須磨離宮公園で「神戸層から出た化石」の展示会が開催されていて
縁あってお手伝いに出掛けている
3500万年前…、恐竜などが生きていた時代よりも後の事だけれど
それでも想像の世界
化石になった植物の葉の中には、メタセコイア、ブナなどのと一緒に
トクサの化石も展示されている
既に地球上からはなくなってしまっている植物も当然だけれど含まれている
それほど古くから地球上に生育していたシダ植物
なんとも貧相な…そんな姿だけれど、恐竜の生きていた時代にも
育っていたのかも知れないし、いずれにしても人類よりも長く生きている
節から数本の小枝を輪生するイヌスギナ(Equisetum palustre)は
スギナの先にツクシが乗っているように見える
イヌドクサの画像にも似たような姿の画像が幾つも見える
(2012.08.02 伊川)
☆
節から小枝を輪生しているのは、少し成長した個体
イヌドクサ(犬砥草・犬木賊)トクサ科トクサ属 Equisetum ramosissimum
(2012.08.27 伊川)
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トクサ ツクシ
興味深いです!
今でも目にすることができる植物が人類よりも先にすでに地球上に存在していたという事実を知ることができるんですね。
はるかかなたの地球ってどうだったのだろうと想像しかできませんが科学的には年代の特定はかなり正確にできるそうですね。
ツクシが乗っかったイヌドクサ 面白いので見てみたいです。
シダ植物なので、トクサを撮るなんてことはしなかった気がします。
それでも化石展のお手伝いをしていて、多くの植物化石の中にトクサを見つけて、
専門的な解説をお聞きしていると残したくなって…。
こちらでは河川敷や土手に普通に茂っています。
紙やすりのなかった時代には、イヌドクサ・トクサを使ってツゲ細工の櫛などを磨き、
仕上げにケヤキの葉で表面をツルツルに仕上げていましたから
有用植物だったのですね。
スギナ同様、珪酸を含んでいるので鎌などの歯がすぐに痛んでしまって農家の方にとっては厄介者。
それでも片方では役に立っていた…と言うお話しです。