公園などを除いて、小学校の校庭の隅以外では初めてのシマサルスベリ。
小学校の東、当時は一面の田んぼだったところもすっかり家が建ち並んでいる。
毘沙門さんと呼んでいた、宝蔵寺の北側は一部が駐車場になっている。
その駐車場の北側の、民家との間のちょっとした空間にシマサルスベリ。
かなりの樹高だから以前から育っていたのだろう。
白い花をつけるサルスベリは何ヶ所も見かけるけれど
民家の傍では初めて見た気がする。
元は奄美・沖縄で育っていたサルスベリ。
街路樹としても使われ始めているそうだから、この辺りでも平気で咲く。
雑草類には無理だとしても樹木は根付けば何とか生き延びていられる。
それもこれも温暖化のせいだ。
蕾も花も果実も小さい。
けれど葉はかなりの広さ、だから余計に花が小さく見える。
おしべは長短2種、外側の花糸が長いおしべは6個、葯は黄色、花粉を出し終えると茶色。
内側の短いおしべは多数、葯も黄色、昆虫の食餌用で種子を作る役に立たない。
めしべは1個。
☆
葉はコクサギ型葉序と解説されるのだけれど
基本は対生、時にコクサギ型の二対互生、完全に互生も見える。
花穂も枝からほぼ対生に見えるけれど、時に互生も混じっている。
シマサルスベリ(島猿滑り) ミソハギ科サルスベリ属 Lagerstroemia subcostata
(2015.08.23 林崎町)
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シマサルスベリ サルスベリ白花種 ムラサキサルスベリ
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