キク科の筒状花のあれこれを図解しようと幾つか撮った。
舌状花のないコセンダングサが良いだろうと何枚か撮った。
合着したおしべが花粉を絞り出している部分を撮ろうとした。
途中経過の花はごまんと咲いているから被写体に不足はない。
ところが、どうもうまく行かない。
腕が少しずつ鈍っている事に気付いてはいるのだが
こんな時はカメラの性能の所為にするに限る。
何か目的を持って撮ろうとすると、カメラの性能に不満が出で来るものだ。
だからこの程度にしておこう…と、途中で諦めることも多い。
そういう我慢と言うか諦めと言うか、線引きが必要になっている。
▲ 一つ二つと開き始めているのは白い花弁の舌状花…、早くもめしべの柱頭が二裂している。
▲ これは舌状花の無い典型的なコセンダングサ。
筒状花は周辺部から咲き始める。
▲ 茶色く筒状に見えるのは5本が合着したおしべ。その先の尖った矢尻形はめしべ。
▲ 周辺部から開花、そう思っているのだが、どう見てもバラバラ。
▲ 筒状に合着しているおしべから、花粉が絞り出されている状態はどうも撮れない。▼
▲ 合着したおしべの筒が伸びていないのに、めしべの柱頭が2裂しているものも混じる。
▲ 中心部はまだ蕾だが、周辺部の小花はめしべの柱頭が2裂し始めている。▼
▲ 白い花弁は舌状花、黄色い花弁は筒状花、そう見える。
▲ 伸び始めているめしべ、柱頭も2裂したものが混じる。
▲ ほぼ受粉が終わって、周辺部の花は萎れ始めている。
▲ 受粉が終わると花は萎れ、全体が伸び始める。
▲ やがて周辺部から萼片が刺状に変化した果実の原形が現れる。
▲ 刺状に変化した萼片と、その下に果実、総苞片はまだ残っている。
▲ 果実の原形、刺部分は緑を残しているが触れると痛い。
▲ 総苞片が見えなくなり、独特の形状で果実が現れる。
▲ タンポポの綿毛部分がこの刺だとは俄には信じられない。
▲ ひっつき虫完成。
コセンダングサ(小栴檀草) キク科センダングサ属 Bidens pilosa var. pilosa
アイノコセンダングサ Bidens pilosa var. intermedia
コシロノセンダグサ Bidens pillosa var. minor
(2017.10.27 北王子町)
--------------------------------------------------------------
コセンダングサ アイノコセンダングサ コシロノセンダングサ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます