HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

ヒロハホウキギク

2011-12-11 | 【独り言】

ホウキギクとヒロハホウキギクとオオホウキギク。
同じ花が咲き、同じような場所に咲く。
分枝の様子で比べる、葉の様子で比べる、花の大きさで比べる。
ホウキギクを基準にして、葉が広いからヒロハホウキギク、
花がかなり大きいからオオホウキギク。
現物を前にして、これが何々です…と解説されると理解は出来るだろうけれど、
咲いている場所は遠く離れた畑の中と、河川敷。
花の大きさや冠毛の長さ、分枝の様子などは、
育つ環境で大いに影響を受けているだろうから、
数枚の画像だけから判定するのはやはり至難だといつも感じる。
現物を前にしても迷ってしまうのは、素人の基礎知識の乏しさだ。

学者の説を盲信する時代では無い…と、幾つかのブログには書かれ始めているけれど、
形態的な分類学とは一線を画して進められいるDNAレベルでの分類手法は、
素人の手出しするものではないのだから、学者にお任せすべきだと思っている。
ただ、それぞれの解析判定が出されるまでにはもしかして100年の単位が要るのかも知れない。
であれば、現在の形態的な分類・命名の基準で、素人が撮る花の名前は充分なのだろうとも思う。

その基準に照らしてみると、この二種類(と、私には見えてしまう)画像も、
実は同じヒロハホウキギクなのだと言える。

 

 


河川敷

 


田んぼの中
(2011.10.01 明石川・田町)

これは別の田んぼの中、かなり綿毛の様子が違う…
 




(2011.10.07 新明町)

別の田んぼの中

(2011.10.26 田町)


 

 


(2011.10.28 新明町)

(2011.10.29 林崎町)
 

 


(2011.11.03 新明町)
 
ヒロハホウキギク(広葉箒菊)キク科シオン属 Aster subulatus var. sandwicensis

(2011.11.21 玉津)
【名前への疑問】 幾つかの植物には、似たような種類に「ヒメ」や「コ」など、
外見上での大小を名前につけることが慣習的に行われている。
見た目での区別以外にも、幾つもの学問的な裏付けが書かれていたりするのだから、
名前として区別はしないといけないのだ…とは思いつつも、
殆どの場合、その基準となるサイズはかなりの幅を持っていたりもする。
その幅が時には両者で重なっていることの方が多いから、素人はそこではたと困ってしまう。
「ヒロハ」の基準がどこにあるのかも、やはり漠として私には理解できていない。


(2011.12.10 新明町)
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記事中、アンダーラインの部分は、関連画像へのリンクが設定されています。


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