毛深いからイヌコウジュ…、そんなに簡単なことでは区別出来ない。
シラゲヒメジソと区別されているものもある。
森林植物園ではイヌコウジュ…、咲いている場所で簡単に区別できる筈も無い。
そう思いながら、森林植物園内で見つかる毛深いものは
いつの間にかイヌコウジュ…になっていたのだが
これはちと違って見える。
ウグイスカグラが育つ足もとに列をなして生えている。
葉の鋸歯の少なさはヒメジソ…だが。
毛がかなり目立つのでシラゲヒメジソではないか、との指摘を受けた。
確かに花冠にこれだけ毛があるのはここだけでしか見ないのだけれど、
白毛は花冠では無く萼片や茎の毛のことなのでは無いだろうか。
シラゲヒメジソ(白毛姫紫蘇)シソ科イヌコウジュ属 Mosla dianthera var. nana(=Mosla hirta)
ヒメジソ(姫紫蘇)Mosla dianthera
イヌコウジュ(犬香需) Mosla punctulata
☆
下の区別点を当て嵌めると、ヒメジソと思しき花
ヒメジソの葉は鋸歯が荒く4~6個と少なく、イヌコウジュは鋸歯が浅く6~12個
ヒメジソの萼の先端は余り尖らず、イヌコウジュは尖る。
ヒメジソは萼、茎共に毛は少ない、イヌコウジュはかなり毛が目立つ。
その程度の区別はあるようだけれど、野辺で片方だけ見て決めきるのは難しい気がする。
(2013.11.18 森林植物園)
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去年のイヌコウジュ
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