HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

ハエドクソウ

2008-07-30 | 夏 白色系

ハエドクソウ科(↓)Phryma leptostahya subsp asiatica、蠅毒草。
昔、草全体が有毒成分を含むこの根をすりおろした液体を、紙に塗ったものが、
ハエトリ紙として市販されていた。
八百屋や、魚屋の店先で、この粘っこい液体を塗った奇妙な茶色の紙を
見たものだった。
その「ハエトリ紙」は、昭和30年代の遺物となっているし
糸を引くと螺旋状にハエトリ紙が引き出されて
ぶら下げられるように筒状になった形のものも存在した。

  【幾つかの分類体系の変化】
   クロンキスト体系では、クマツヅラ科としている。
   新エングラー体系では、
ハエドクソウ科に分類されている。
   APG分類体系では、従来ゴマノハグサ科に入れていた属も含め、
   ハエドクソウ科に移している。

 (2008.07.28 六甲)
   



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