ハエドクソウ科(↓)Phryma leptostahya subsp asiatica、蠅毒草。
昔、草全体が有毒成分を含むこの根をすりおろした液体を、紙に塗ったものが、
ハエトリ紙として市販されていた。
八百屋や、魚屋の店先で、この粘っこい液体を塗った奇妙な茶色の紙を
見たものだった。
その「ハエトリ紙」は、昭和30年代の遺物となっているし
糸を引くと螺旋状にハエトリ紙が引き出されて
ぶら下げられるように筒状になった形のものも存在した。
【幾つかの分類体系の変化】
クロンキスト体系では、クマツヅラ科としている。
新エングラー体系では、ハエドクソウ科に分類されている。
APG分類体系では、従来ゴマノハグサ科に入れていた属も含め、
ハエドクソウ科に移している。
(2008.07.28 六甲)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます