初見。
アメリカフウロ??そう思いながら辺りを探した。
どうも様子が違う。
第一、花色が濃い桃色。
葉の様子は似ているようだし、花が終わった姿もなんとなく似ている。
けれどやはり別物。
初見の雑草探しには全農教の帰化植物写真図鑑が役に立つ。
一株でこのような姿になっている。
下部から二分岐を繰り返して上に伸び上がっている。
茎の上部の葉は、かなり細身だがやはり5裂。
(2015.04.15 明石川)
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アメリカフウロとの違いは花色。
横に広がることなく立ち上がっている。
アメリカフウロの茎は赤っぽいがこちらは緑、細かな毛が密に生える。
長い葉柄をもつ葉は5裂、先は更に細かく切れ込んでいる。
花弁、萼片ともに5枚、花弁はアメリカフウロと同じでかなり早く落ちる。
茎頂部に花、葉が集まっている。
オトメフウロのめしべはおしべより上なので目立つ。
オトメフウロの葯は紫色、アメリカフウロは薄桃~白。
めしべの柱頭はいずれも5裂。
既に花弁は落ち、めしべの5裂した柱頭が見える。
受粉後、子房はしっかりと萼片に包まれる。
オトメフウロ フウロソウ科フウロソウ属 Geranium dissectum
(2015.04.12 明石川)
☆
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アメリカフウロ
毛深いところも葯の色も柱頭の形も!!!
見ていて目じりが下がります
ぱっと見た瞬間なにかがどうも違う・・・と思われたのですね
それでなにものか判明したとなるといっそう盛り上がりそうです
今後も追跡しながら様子が気になるところだと思います。
どこそこに何々が咲いてます…と言われても、時間制約があるので殆ど気にしないようになりました。
それでもカメラ持っていると少しは気分も良くなる…と、近場を走ります。
次々と雑草類は住む環境が狭められているのでしょうが、時たまこんな場面にも遭遇できますから、探し回る事を止めにしても大丈夫かな?と思います。
帰化植物そのものが絶滅することもあるのでしょうから、しっかり種子を確保しておこうと思っています。
この河川敷ではケツユクサは消えてしまいましたから。