ここ数日、全国的には猛暑日を記録する地域が増え続けている。
セミもここぞとばかり、数日来の大合唱。
お陰で(?)脱け殻集めも大豊作…。
今日午後、女房殿から携帯に電話。
『カメラ持って来て。少し急いだ方が良いみたい…』
海からの戻りに買い物を済ませた直後だったので、現場に直行した。
シマサルスベリの木陰で、クマゼミが羽化していた。
早朝がメインだろうから、寝坊したのだろうか。
何枚か撮って、少し手前の蜘蛛の巣が邪魔だったから、葉と一緒に取り除こうとしたら、落ちた。
まだ飛べないくせに…、そう思って樹の下を探したら、地面スレスレのところに止まっていた。
少しずつ動き始めている。
夜は飛べないだろうから、明日の朝、仲間たちと一緒に飛び立てるだろうか。
脱皮からしばらく時間は経っているから、翅は伸びている。
樹の陰になっていたけれど、何とか撮れそうだとシャッターを何度か切った。葉の緑が少しうるさい。
横に走る蜘蛛の巣と、身体にかかった葉を避けようとしたとたん、セミは脱け殻から落ちた。
落ちた場所にちょうど斜光が射した。しばらくしてセミは、翅を乾かそうとでもするように動き始めた。
この透明感を午後の陽射しの中で撮れるとは思わなかった…と、興奮気味の女房殿。
㊧ 羽化したシマサルスベリの樹 ㊨ 一昨年撮った明石公園の大群
(2010.07.23 林崎町)
☆
早朝がメインだろうから、寝坊したのだろうか。
などと、専門家がお聞きになったらお笑いになるだろう。
セミの羽化は夕方から夜。
セミの大合唱は早朝だから、夜の間に羽化して翅がしっかりとするまでの間に
高い梢まで登って朝を待つのだろう。
夜10時過ぎの神社の境内で、しっかりと見てきた。
上の画像で昼間に羽化したセミは、寝坊した訳ではなく仲間より少し早めに出てきたと言うことだ。
㊧ 神社の外壁で羽化していたアブラゼミ ㊨ 羽化出来なかったセミ
㊧ モチノキで羽化したセミ ㊨ エノキの根元近くで羽化したセミ まだ翅は乾ききっていない。
まだ翅は伸びきっていない。
上の画像右側のセミ 自宅に持ち帰って20分、翅も乾き壁を歩き始めた。
「記撮影」後、榎に戻した。
今朝の大合唱の一員としてしっかりと歌っていたことだろう。
(2010.07.23 林)
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【2005.07 のアルバム】 【2010.07 明石周辺1】 【2010.07 明石周辺2】 【2010.07 明石周辺3】 【2010.07 須磨周辺】
神秘的な羽化の様子。
奥様の興奮が解るような気がします。
私が山寺で見たのは早朝でしたが、夜に羽化するんですね。
この羽根の綺麗さ
何とも言えず綺麗です。
アブラゼミの様子も見たいですね。
どんな羽根の色しているんだろう。
さすがに山では蝉の声で起こされることはなく、自主的に(?)四時起き。
夏山はやはり四時起きで次のサイトには午後2時までに着くのが原則と、
二日間四時起きで、昨日は四時間近く白馬乗鞍、白馬大池を歩きました。
驚いたのは、ほとんどのパーティが8時頃の出発。
最近の登山はこう言うことなのだと少しがっかりしました。
蝉の羽化とは言っても、殻から抜けて羽根が伸びきっていましたから、
羽化は9時頃からなのでしょうね。
クマゼミは透き通っているのがよくわかりました。
アブラゼミは乳白色~半透明で、少し小型ですね。
残念ながら、こちらではヒグラシの声を聞くことがありません。