偶然だった
旧小池邸の庭に咲いていたシュウメイギクを撮って、自転車を取りに戻ったのは、三時頃だったか
三方を低い山に囲まれた地形の新林は、日が沈むのも早い
西側の斜面に生い茂った木々に、日が遮られる直前だった
ザリガニ釣をしている子供たちの歓声が聞こえてくる、池の畔は一面の草原になっている
今まで全く気付かなかったのだが、そこは一面に草丈10~20センチ程度のキンエノコロが生えていた
その草原に、木々に隠れる直前の斜めの陽射し。驚くような光景だった
一瞬だが、池に向かって吹く風に、キンエノコロが一斉になびいて金色に光った
即座に、『星の王子さま』の一シーンを思い出していた
最初は戸惑いつつも、王子と仲良くなったキツネ
王子に「心で見なくちゃ物事は分からないんだ・・・大切なことは目に見えないんだよ」の言葉を残した
あのキツネの尻尾が煌めく場面、そんな雰囲気を思い出していた
その光景は、10分程度しか続かなかったけれど
不思議な光景だったから、腹ばいになって撮っていた
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