HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

カエデドコロ

2011-09-03 | 草 果実・種子

ヤマノイモ、オニドコロ、タチドコロ、カエデドコロ、キクバドコロ。
ややこしいのではなく、普段余り見かけないから覚えていないのだ。
葉の形で覚えるのが良い…、
花の付き方で覚えるのが良い…、
花の色で覚えるのが良い…。
いろいろと教えて貰うのだけれど、やはり見慣れるのが良い…と思っている。

カエデドコロも雌雄異株、雌花はまだ見当たらない。

 


(2011.08.26 須磨)

雌花はまだ見つからない…と書いたけれど、
以前咲いていた同じ場所にしっかり咲いていた。
いつもの悪い癖で、じっくりと探さなかっただけのことだ。

花穂が下がっている上の葉は、「カエデ」とは思えない形をしている。
 




先端部分に蕾が残る雌花序。退化した雄しべが見え、雌しべの花柱が目立つ。

雌花序は、似たような橙色の花をつけるのだけれど、子房部分が膨らむ。

これは雌株の近くに伸びていた雄株の雄花。
雌株とは違ってあちこちの生け垣の上を這い回っている。
カエデドコロ (楓野老) ヤマノイモ科ヤマノイモ属 Dioscorea quinqueloba
 (2011.08.31 須磨)

ヤマノイモ 雄花序は直立、花は白、花被片は開かない
果実の翼は円形、下向きにつく 葉は対生、細くてくびれはない
オニドコロ 雄花序は直立 果実は楕円形、3室に分かれ上向き 葉は裂けない
ヒメドコロ 雄花序は下垂、葉は三角披針形 狭く細い
キクバドコロ(モミジドコロ) 葉柄基部の突起はなく、葉身裂片は先端が尖る
カエデドコロ 雄花序は下垂しないで横に広がり、色は黄橙色
葉の頂裂片だけが尖る
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