巨大、そう形容できる葉の上に少し花茎を伸ばしてその先端に、巨大な花。
去年、ヤセ尾根を下った時に見つけたキヌガサソウは、花の直径が15センチはあった。
開花直後の花(花弁状に見えるのはハナビラではなく萼片、花弁は雄蘂の根元に辛うじて見えるヘラ状のもの)は純白、雄蘂の先は淡い黄色で、花柱は透き通るような白。
今年は、殆どの花が既に終りに近く、花弁は薄紅色を帯び果実を稔らせ始めていた。
「花弁の枚数と、葉の枚数が同じなんですよ」
何度かその説明は聞いた。
嘘か本当かは、目の前の花を数えればよい。
時には、違った個体も見つかるけれど…。
この個体も、11枚に見える。
だけど、葉の数は下に隠れるように2枚余分に付いている。
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