「はんのきの それでも花の つもりかな」
一茶にからかわれた榛の木。
公園の、雑草が群れている小さな流れの畔に二本。
花粉は、杉と同じくらいに微粒で花粉症の元凶にもなっている。
その雄花はすっかり花粉を飛ばしてしまっていた。
雌花はぽっちりと雄花の下の方付く。
葉の展開の前に、しっかりと受粉活動中だ。
ハンノキが二本育つ小さな流れの両側も、
緑が少しずつ濃くなっている気配がする。
去年の果実、今年の雌花と雄花花序が並んだ図（再掲）
雌花は、果実がつく去年の枝とは違って、新しく伸びた枝先に咲く。
すっかり花粉を飛ばしてしまった雄花花序
ハンノキ（榛の木） カバノキ科ハンノキ属 Alnus japonica
（2011.02.16 明石）
ハンノキ １
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
記事中、アンダーラインの部分は、関連画像へのリンクが設定されています。
☆ 別ブログ HAYASHI-NO-KO 【名前別索引】 【月別アルバム索引】 ☆
赤くてこれくらいきれいに撮れたら雌花が咲いているとよく分かります。
雄花の下の新しい枝先につくわけですね。
確かめようとしていますが中々ここまで到達できずにいます。
この前見てきたのは去年の実だったのだと思いました。
もっとよく観察してみるようにします。
先日の雪の前後に比べ、少し暖かくなったようで、雨になりました。
樹に咲く花は、野の花とは違って思い通りの場所には咲かないので、確かに撮りづらいですね。
この樹は公園の中で周りの木々と競い合ってかなり高いのですが、時々、太い幹からひょろりと小枝が伸びます。
剪定される場所ではないので望遠で狙えば何とか撮れます。
雌花は新しい枝先に付きますし、果実の出来た枝からは新しい枝は伸びないので、枯れたように見えると思います。