HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

大船温室1-04

2004-12-22 | 温室編

↑  ヒスイカズラ 翡翠葛 マメ科 Strongylodon macrobotrys


ヒスイカズラ 翡翠葛 マメ科 Strongylodon macrobotrys
このアングルで見ると、なるほどマメ科だと思う。
赤紫がかった膨らみの部分が、子房。 受粉するとここが果実になる。
去年、熊坂さんが「植物園温室では、きっと初めてのことだから、人工授粉させたい」と話されたのを思い出している。
花の多さに比べて、自然受粉できない温室環境では仕方ないのだろう、果実は数個だった。
それでも、しっかりと標本にされて残っている。

ヒスイカズラ 翡翠葛 マメ科 Strongylodon macrobotrys
後の緑は、ヒスイカズラの葉。
細い花房が何本か下がり始めているのだけれど、葉が茂っていてよくは解らない。
去年よりも数日早く咲き始めたヒスイカズラは、二月になる直前には、四つ目の房に花が咲いた。

ヒスイカズラ 翡翠葛 マメ科 Strongylodon macrobotrys
つる性植物の部屋の人気者。今年は、一月下旬に咲いた。
熊坂園長のお話。 「一昨年、少し肥料の混合を変えましたよ、そしたら去年は思いがけず大豊作。
花の後、また少し変えてみたら、今年も……。
他の植物園情報を聞くのですが、うちのやり方がここではピッタリ合ったんだね」
苦労は幾つもあるのだろうけれど、育てる楽しみを、本当に楽しそうに話してくださる。
だから、その成果をじっくり楽しむために何度も通う事になる。

ヒスイカズラ 翡翠葛 マメ科 Strongylodon macrobotrys
去年は、1月26日に初開花。
翌日だか、心無い入場者に手折られてしまったようだけれど直ぐに次の房が咲き、それから三ヶ月以上咲き続けた。
おまけに、国内の植物園では始めて、人工授粉に成功して果実まで実った。
前園長の熊坂さんと、この花の下で、施肥の話を伺ったりしていたことを懐かしく思い出している。
今年は、去年よりも早く咲きそうである。

ヒスイカズラ 翡翠葛 マメ科 Strongylodon macrobotrys
「花たちのページ」にも二枚入っている。同じ場所の翡翠蔓。
英語でも JADE VINE これも巨大な豆の花。
今年は例年に無く花が多かったから 三ヶ月近く楽しめましたよ
だけど 通路に房がぶら下がってるから 今年二月にはじめて咲いた花は
無残にも翌日 心無い見学者に持っていかれてしまいました  と担当の方の寂しそうな苦笑い。
右の遠景にあるのは バナナ。
子供たちにはこちらのほうが人気。残念ながら手は届かないけどね。

ヒスイカズラ 翡翠葛 マメ科 Strongylodon macrobotrys
英語では Jade vine 翡翠色とは違う気もするけれど 吸い込まれそうな色
マメ科フィリピン原産と説明表示されていた
二月に偶然見つけ 三度も通う羽目になったけれど 一度は見ておきたい花色
こんなのが 熱帯では頭の上からぶら下がってくるのだ
数日前には 名残りの一本だけになっていた 
マメ科の特徴がわかるだろうか 花は一日花のようで
 見ている間にも ポトリと落ちる
房の下は だから落花で翡翠色 また 来年の楽しみに。

ヒスイカズラ7
今日は、暖かい。 それでも、ヒスイカズラが気になって、温室。
何度撮っても、同じ色なんだけど……。
全く同じ房を、女房殿も撮った。 レンズが曇って、「幻想的」な写真になったそうだけど。

ヒスイカズラ 果実1 Strongylondon macrobotrys A.Gray

ヒスイカズラ 果実2 翡翠葛 マメ科 Strongylodon macrobotrys

ヒスイカズラ 果実解説
国内で初めて「人工授精」させて出来た果実の解説書。 熊坂さんの笑顔と、熱心な説明が懐かしい。


ヒネム Calliandra eriophlla Benth.


ヒバンサス・コムニス スミレ科 Hibanthus commnis

ヒバンサス・コムニス スミレ科 Hibanthus commnis
ハイビスカスが満開だし、ブーゲンビレアを眺めると
誰もが「ウォ~ッ。凄いねぇ~」になる。
ところが、この花の上には、ウナズキヒメフヨウ。
ハイビスカスの仲間だと説明されても、合点行かない方のほうが多い。
「これで?、これ以上開かないのですか?」 おまけに、その下にこの花。
「これが?スミレの仲間?」、である。
これも、アニメに出てくるキャラクターに似ている。 「千と千尋の神隠し」の…。


ヒビスクス・コキオ Hibiscus kokio Hillebr.

ヒビスクス・ペドゥンクラツス アオイ科フヨウ属 Hybiscus pedunculatus
ハイビスカスの部屋にある。
小型のハイビスカス、ヒビスクス云々とか、マルヴァビスクス云々、或いはブッソウゲ……。
植物園の温室でも、名前の付け方が幾通りもあるのだろうか?
 おまけに、著名なものには園芸種としての名前も付いているし…。

ヒビスクス・ペドゥンクラツス アオイ科フヨウ属 Hybiscus pedunculatus


ヒベルティア・スカンデンス ビワモドキ科ヒベルティア属 Hibertia scandence Golden guinea vine
花は、ほぼ一日花、萎みかけている。


ヒメアリアケカズラ Allamanda neriifolia Hook.

ヒメアリアケカズラ Allamanda neriifolia Hook.


ヒメノウゼンカズラ Tecomaria capensis Spach

ヒメノウゼンカズラ Tecomaria capensis Spach


ピソニア・ウンベリフェラ  オシロイバナ科 Pisonia unbellifera cv. Variegata
観葉植物。

2005.04-2006.10)
画像下のコメントは原文のまま、撮影順にはなっていない。
--------------------------------------------------------------
大船温室1-01 -02 -03 -04 -05 -06 -07 -08 -09 -10


大船温室2-01


コメント    この記事についてブログを書く
« 大船温室1-05 | トップ | 大船温室1-03 »

コメントを投稿

温室編」カテゴリの最新記事