HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

ハマスゲ3

2011-11-20 | 茶色系

芝生に広がるとかなり厄介な雑草。
ハマスゲの根茎は、横に伸びてゆく。
笹などと同じで地面の中で網目のように広がる。
途中には小さなコブ(塊茎・かいけい)があり、引き抜いても根茎が切れるだけで、
土中に残った塊茎からまた芽が出る。
抜いても抜いても…という雑草は、途中で切れる仕組みを持っているからだ。
イネ科・カヤツリグサ科を除草剤でやっつけるのに注意が要るのも、
芝生が同じイネ科だと言うことを知っていないといけない。
人智を越えているとは思わないけれど、
雑草のしたたかさの仕組みを充分に理解しないと、抜いても抜いても…になる。

ハマスゲなのだから、砂浜に生えるだけで充分な広がりだけれど…。

 
(2011.10.01 明石川
 


(2011.10.03 大道町

砂浜に広がっているハマスゲ。
この場所だと、誰にも文句は言われない。





(2011.10.10 松江

明石公園に薔薇園が作られたのはいつの頃だったか。
けれど、「武蔵の庭園」を作った際に、東に追いやられた。
その場所で、しっかりと管理される…と思ったけれど、
案の定、おざなりの手入れしかされていなかった。
だから、今年の秋は見るも無惨な状態になってしまっている。
少しだけ残った株から、申し訳程度の花が咲いている。
周囲には雑草が目立ち、ハマスゲが我が物顔だ。
入場料を徴収しないのだから…と言えばそれまでだけれど、
手入れできないなら諦めて芝生広場にすれば良い。

 


ハマスゲ(浜菅)カヤツリグサ科カヤツリグサ属 Cyperus rotundus
(2011.11.18 明石公園
ハマスゲ1 ハマスゲ2
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