芝生に広がるとかなり厄介な雑草。
ハマスゲの根茎は、横に伸びてゆく。
笹などと同じで地面の中で網目のように広がる。
途中には小さなコブ(塊茎・かいけい)があり、引き抜いても根茎が切れるだけで、
土中に残った塊茎からまた芽が出る。
抜いても抜いても…という雑草は、途中で切れる仕組みを持っているからだ。
イネ科・カヤツリグサ科を除草剤でやっつけるのに注意が要るのも、
芝生が同じイネ科だと言うことを知っていないといけない。
人智を越えているとは思わないけれど、
雑草のしたたかさの仕組みを充分に理解しないと、抜いても抜いても…になる。
ハマスゲなのだから、砂浜に生えるだけで充分な広がりだけれど…。
(2011.10.01 明石川)
(2011.10.03 大道町)
☆
砂浜に広がっているハマスゲ。
この場所だと、誰にも文句は言われない。
(2011.10.10 松江)
☆
明石公園に薔薇園が作られたのはいつの頃だったか。
けれど、「武蔵の庭園」を作った際に、東に追いやられた。
その場所で、しっかりと管理される…と思ったけれど、
案の定、おざなりの手入れしかされていなかった。
だから、今年の秋は見るも無惨な状態になってしまっている。
少しだけ残った株から、申し訳程度の花が咲いている。
周囲には雑草が目立ち、ハマスゲが我が物顔だ。
入場料を徴収しないのだから…と言えばそれまでだけれど、
手入れできないなら諦めて芝生広場にすれば良い。
ハマスゲ(浜菅)カヤツリグサ科カヤツリグサ属 Cyperus rotundus
(2011.11.18 明石公園)
ハマスゲ1 ハマスゲ2
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