ノブドウは木本。
そう覚えたけれど、冬には葉はもちろんだけれど茎も枯れたようになるから
草だろう…と言う人も多いようだ。
すっかり枯れてしまうから刈り取られる。
ところが、手が入らない場所では枯れた幹や枝だけではなく
果実が黒くなって萎びたまま残っていたりもする。
和坂交叉点でノブドウの冬姿を撮った翌日
少し気になっていた部分を望海浜に確認に行った。
立ち入り禁止の金網フェンスに何本もが絡みあっている。
この状態のまま残され、春にはまた広がる。
茎の左側面、下が葉柄でこれが落ちると「葉痕」が現れる。
上は主幹から伸びていた枝、右側面には蔓の一部が見える。
画像では手前側に生長している。
白っぽいのが主幹、節の左側に葉柄と分枝、右側に蔓がある。
上の図とほぼ同じで、やはり手前に生長している。
枝が折れた痕と、その下に葉痕。
右に伸びているのは蔓ということになる。
節の辺りに三点セット。
蔓と対生する葉、その上に分枝。
冬芽は隠芽、葉痕の中に隠れている。
膨らんだ部分を切り裂くと冬芽が見える…だろう。
ノブドウ(野葡萄) ブドウ科ノブドウ属 Ampelopsis glandulosa var. heterophylla
(=Ampelopsis glandulosa var. brevipedunculata)
(2016.01.30 船上)
☆
ノブドウの葉は互生、葉序と花序は対生。
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ノブドウ エビヅル ヤブガラシ
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