『これは、本物のクリスマス・ローズです…』と、言われた。
確かに、彩り豊かになってどこにも「クリスマス・ローズ」が咲いているのだけれど
意外なほど白は見ないし、花が立派だ。
零れだねで次々増えるから、あまり面倒くさくないよ…
などと言う園芸家とは違って、丹精込めて育てていらっしゃる様子に、
「本物ですか、ニセモノも多いのですか??」と、止せば良いのに社交辞令(?)
『えぇ、クリスマス・ローズって呼ばれているのは殆ど、レンテン・ローズと言われる種類で
これは、その中でもノイガー、ニゲル種ですから、本物のクリスマス・ローズです…』
「同じじゃないのです??」
『花の咲き方が違うでしょう??、しっかりと上向きです…』
「横向いてる方が多いみたいですけど…」
『花付きが良いのでそうなる傾向がありますが、下向きには咲きません…』
たしかに、下向きに咲いているのはいない。
下向きは撮りにくいけれど、横向きだから正面から撮れる。
しっかりと撮らせて貰った上に、育てるならタネを毎年採っているから…とお裾分けの話。
お買いになると「…千円」もしますし、交雑した種子だって売られていますから…。
いえいえ、また来年きれいに咲いている頃にお邪魔させて頂きます。
本物、偽物の「差別」もそうだけれど、この辺りの会話が余り好きでは無い。
丹精込めて育てていらっしゃるのだから、高い安いでは無く花の善し悪しを話して欲しいなぁ~と
自分では全く花を育てる…と言うことが苦手な写真ヤは思っている。
ヘレボレス・ニゲル キンポウゲ科クリスマスローズ属 Helleborus niger. ssp. macranthus
幾つかある中で、原種系と呼ばれているもの。
花色は白。
キンポウゲの仲間、花弁に見えるのは萼だから当然種子を零すまで残るから「花期」は長い。
(2012.03.08 新明町)
☆
こちらも「クリスマスローズ」と名札。
そのように呼び習わされている。
(2012.03.10 須磨離宮公園)
(2012.03.28 須磨離宮公園)
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レンテン・ローズ ヘレボルス・フォエティダス
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