空き地にトケイソウ…、
鵠沼のお屋敷街にも同じ光景があった。
古い建物が取り壊され、その場所は整地もされず駐車場にもならず、
ただ、生け垣だけがそこに人が住んでいた僅かに名残りだった。
周囲には瀟洒な建物が並んでいることの方が奇異だったことを思い浮かべる。
この町も瀟洒な建物とは無縁(?)の漁師町だったけれど、
今では幾つかは建て替えられて様変わりしている。
震災の後、幾つかの建物は取り壊され、新しい家が建てられてはいるけれど、
なんとなく居心地がわるそうな風情で建っている。
少しずつ残された空き地には、以前そこに茂っていたトケイソウ。
人が住まなくなって手入れがされていなくても、育つ植物が幾つもある。
人が住むようになると、手入れされて消えてしまう植物が幾つもある。
トケイソウ(時計草) トケイソウ科トケイソウ属Passiflora caerulea
「トケイソウ」の和名は総称として使われている。
パッションフルーツとして食用になるものは、クダモノトケイソウ(Passiflora edulis)の名前で呼ばれる。
(2011.07.08・10 林)
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