木場で撮って以来、全てオオツメクサとしていたけれど、
かなり立ち上がり気味に咲くので気になっていた玉津のものは、
種子の突起を確認してノハラツメクサと判断出来た。
種子の突起だけでの区別では、素人には無理な気がするのだけれど、
タカサブロウとアメリカタカサブロウの翼みたいなもので、
目視出来るレベルだから区別したい。
畑に多いのが何々、市街地の空き地に多いのが何々…という生育環境での区別も書かれているけれど、
田んぼが埋められて市街化された経緯を知るものにはあまり意味が無い。
ここは、田んぼの一角が宅地化され、広い道路が走る場所。
だからもともと畑の雑草だったオオツメクサが広がっている。
遠目には、背の低いカスミソウ…と見える広がり方。
午後には花弁は閉じてしまう。
花は1センチに満たない。
花弁は5個、黄色の葯をつけた雄しべ5個~7個、雌しべの柱頭は5裂、緑色の子房が目立つ。
オオツメクサ(大爪草) ナデシコ科オオツメクサ属 Spergula arvensis var. sativa
ノハラツメクサ Spergula arvensisは、オオツメクサの母種。
(2011.03.15 大久保)
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