HAYASHI-NO-KO

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ホトトギス

2010-07-15 | 夏 紫色系

ホトトギスが咲いた。
幾つかの花に、懐かしい人たちの顔が浮かぶ。

先年秋、
突然帰明した藤本とひと月に二度も会った。
懐かしい同窓たちを話題に、何時間も議論していた頃を思い出していた。
東京組の集まりだった『114会』のメンバーの中でも、
特に還暦同窓会の前に亡くなった田住の記憶は強かった。
マドンナは150歳まで生きるそうだけれど、田住は太く短く生ききった。
彼女が不自由な手で絵筆を握って書き続けた
パステル画の話しと、
ボタニカルアートの小西の話は、当然のごとく登場した。

何度かのメールのやりとりの中で、自宅に咲いていたホトトギスの画像を添付してくれたこと、
それが亡くなる前の年だったことを、いつもこの季節になると思い浮かべる。

  


タイワンホトトギス(台湾杜鵑草) ユリ科ホトトギス属 ricyrtis formosana
栽培品種として出回っているタイワンホトトギスだが、台湾・沖縄では自生種が激減している。
キキョウの自生種激減と同じ理由だろう。
RDBでは2000年の「絶滅危惧Ⅱ類(VU)」から、
2007年には「絶滅危惧ⅠA類(CR)」に危険度が上がっている。
最近では、日本のホトトギスとの交配種(交雑種からの選別?)が広がっていて
花被の先端部分が淡い水色を帯びた種類は殆ど見かけなくなっている。
(2010.07.15 林崎町)
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