タンナサワフタギ クサアジサイ テイショウソウ

記念碑台周辺の散策路は殆どが植栽のように感じるし
いつの間にかアセビが増えてしまっている
サンセットロードと名付けられて山上に出来た幾つかの宿泊施設に泊まった人たちの散策路になっていた

少し西にある前ケ辻は、地獄谷を詰めて上がってくる場所だったし、
地獄谷西尾根の頭に当たる水晶山やダイヤモンドポイントへの分岐だった
その道を手当たり次第歩き回っていた頃から何十年経つのだろう
すっかり変わってしまった山上の雰囲気の中だけれど、記念碑台周辺の広々とした明るさは昔と変わらない
つまりはその周辺が少し寂しくなってしまったということだろうか

人の手が入り過ぎる危険と、人の手がほとんど入らない危険
昔は全山ハゲ山だった六甲が、植林で奇跡的に蘇ったことを思うと、
市街地に近い宿命を今も持ち続けている山なのだと感じてしまう
残すべきものが多いけれど、それを気にしない人の数も多すぎる




本来はここに育つている草ではない　バスで運ばれた人の運んできたものが育っている　
開発された場所の宿命だし、雑草の逞しさの証しだ


クサアジサイ　コアジサイの幼苗が点々と広がる法面にポツンと咲いている


テイショウソウ　カシワバハグマ？？と思ったけれど葉の特徴からテイショウソウと同定した



(2009.09.20 六甲）
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